061-笑顔。

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お腹の皮がよじれるくらい大笑いしたり、
笑いのツボにハマっちゃって、突っ伏して笑ったり、
いったいいつ以来なんだろう?

待ち合わせの駅のホームに、ユウヤ君が現れる。
でも、まだ地元。
人目のあるところでは、おおっぴらに出来ないから、肩越しに彼を見る。
ニヤッと笑う彼と目が合った瞬間から、幸せが込み上げてくる。
私はとびきり上等な笑顔になる。

郊外のショッピングセンターに行こうか、と彼の提案。
電車の中はメールのやり取りだけだし、
「買い物中も密着厳禁な!」
なんて意地悪メールもらってても、平気。
「そんなとこで知り合いに会ったら、よっぽど運が悪いってことで!」

会話はしないけど、私が座って目の前に、ユウヤ君が立っている。
3人掛けの席で両脇の人は眠っているらしい。
ユウヤ君がヘン顔を始める。
志村けんか?みたいな顔を、あれやこれや私に見せる。
我慢しきれなくて、吹き出す。
顔をくしゃくしゃにして笑ってしまう。

そう。
ユウヤ君はいつも私を笑顔にしてくれる。
親父ギャグや下ネタを連発して。
耳がいかれてるのかと思うくらい、
よくまあ、そんなにも思い付くのかと感心するくらい、
しょうもない返事ばかりが返ってくる。
あんまり馬鹿馬鹿しくて、鼻で笑ったり、苦笑いしたり、吹き出しちゃったり。

「バ~カ」
あきれはてて、つい口にする。
ユウヤ君は、
「カ~バ」
と必ず返してくる。
…最初にこのやり取りしたときは、小学生か?と我ながら苦笑してしまったっけ。
私達、こんないい歳なのにね。
でも、いまや会ってる間に何度コレが行き交うことか。

入ったお店で、例によってユウヤ君は店員さん相手に、親父ギャグを連発する。
セクハラじゃん、とハラハラしながら見守ってしまう。
でも、この人って得な人だ。
なんか憎めない可愛さがあって、年齢関係なく好かれるみたい。
店のお姉さんも楽しそう。
「いつもこんな感じなんですか?」
と笑いながら私に聞く。
「…えぇ、ごめんなさいね」
けど、お姉さんも結構楽しんでくれているのがわかる。
結局バックを買ったのだけど、会計中も調子に乗ったユウヤ君は、
売り物のサングラスかけたりして、スギちゃんの真似したり。
「イケメンだから、なんでも似合いますよ」
なんて言われてご満悦。

そんなユウヤ君といると、私は嬉しいし誇らしい。
買い物ひとつとっても、絶対に偉ぶらないし、接してくれる相手を喜ばそうとする。
女好きで調子がいい奴とも言えるけど、
そんな彼と買い物してるとき、私がいつも感じるのは誇らしさかも知れない。
たとえわずかな関わりであっても、接してくれる相手を楽しませようとする人。
本人は意識してやってはいないと思うけど、コレってすごい。
そんな男を、たしなめたり、叱ったり、そんな立場が無性に楽しい。

楽しくて、楽しくて、仕方ない。
本当に月並みだけど、楽しい。
それしかいいようがない時間。

誰か知らないうちに、私達をフィルムにおさめてほしい。
遠くから、笑いあってる私達を撮ってほしい。
そしたら、会えない間はそれを繰り返し繰り返し見て。
そして、死ぬときには柩に一緒に入れてほしい。
こんなにも笑顔でいた私。
こんなにも幸せにあふれていた私。

だけどね。
不思議なんだけど、彼が私だけのものだったら、とは思わない。
嘘でなく、奥さんと別れて一緒に暮らせたら、とも思わない。
これは正直な気持ち。
ただ、ユウヤ君が一人になることがあったとしたら、
そのときは、何をおいても彼の側にいくけれど。
少なくとも今は、家族のために懸命に働いて、
お子さん達のことを楽しげに話してくれる彼が好きだ。

だけど、この幸せが怖くなるときもある。
楽しくて仕方ない時間が積み重なっていけばいくほど、
いずれ間違いなくくる別れが無性に怖くなる。
いずれ、どんな形にせよ、別れは避けられないけれども。

私達はなにかあったら、お互いに知らせはいくようにしてある。
ユウヤ君になにかあった場合は、彼の弟さんが教えてくれる。
私も2,3度一緒に飲んだことがある。
近くに住んでいることもあるけど、この年齢の男兄弟にしてはすこぶる仲が良い。

そして、私は母に頼んである。
以前に娘も交えて、テレビのドラマかなにか見ていたとき、
「ママも恋人とか作ればいいのに」
なぜか突然、母がそんなことを口にした。
おそらく、セックスレスでおかしくなった私を不憫に思ったのだろう。
母親の世代なら、夫婦でなにもないなんて考えもしなかったろうし。
それを聞いて、パパびいきの娘は、
「なんでそんなん必要なの?」
と、やたらムキになって怒っていたけど。
その後、いい機会だと思って母親に言った。
「…私、いるからさ」
「だから、なにかのときには知らせてほしい」
母はなにも言わなかった。
母親の携帯には、勝手にユウヤ君のアドレスを登録した。
まっ、今のところはそんな感じだけど、いずれは娘に頼むつもり。
恋愛経験無し、なら頼めなかったけど、今の娘なら多少はわかってくれるだろう。

だけど、私は絶対にユウヤ君より先に死にたい。
それだけは神様に聞きいれてほしい。
ユウヤ君になにかあったなんてメールも電話も、絶対に受け取りたくない。

幸いちょっと私がお姉さんだし、ひと足先にバイバイして、ユウヤ君を待っていたい。
そして、来世はも少し早めに出会って、二人の子供を育てられたらいいな。
一緒に過ごせる時間が、もっともっと長ければ嬉しいな。

今の気持ちはそんな感じ。
私は、私が歩んできた51年を後悔していないし。
夫にも娘にも、巡りあえてよかったと思ってるから。
そして多分、ユウヤ君もそんな気持ちだと思うから。

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060-一年。

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ユウヤ君と出会ってから、もうすぐ一年。
なんだか最近、それがただただ嬉しくて仕方ない。
我ながら、なんでなのかなぁ?と思うけど。
一年続く=ずっと続く、じゃあないのはわかっていても、なんか嬉しい。

この前会ったときは、最初に待ち合わせたときの、ニットのワンピースを着て行った。
ユウヤ君も、初めて会ったときに着てたブルゾンをはおってる。
それだけでかなり嬉しい。
『あ~、一年たったんだなぁ』
心の中でそう思って、しみじみする。
秋に出会った私達は、冬春夏を一緒に過ごして、また同じ季節を迎えられた。
会うたびに愛おしさを積み重ねて。
二人で絆を深めあって過ごしてきた一年が、たまらなく愛しい。

多分、こういう年齢になったからだろうな。
若い頃なら、一年なんてこんなにも意識しなかった。
もっとも、あまのじゃくな彼は、
「なんだっけ?そろそろ一周忌?」
なんて笑ってうそぶいていたけど。

改めて、彼について考える。
ホントに得難い男だなぁ、と思う。
一年前には、こんな気持ちは予想もしていなかった。
「なんかサカリのついたワンコみたい」
「でも、こんなにストレートなヒトもいるんだ」
「なんだか、憎めないキャラだなぁ」
「でもこの人、根はすごく誠実かも」
「ひょっとしたら、すごくいい男?」
なあんてのが、私の正直な気持ちの移り変わり。
そして、今なら断言できる。
神様、巡り会わせてくれて、本当に本当にありがとう。
大人の分別と、子供の無邪気さを、
多分、私の一番好きな割合であわせ持ってる、最高の男。

先月、電車に乗って少し遠出をした。
でも、万が一のこともあるから、会話は控えていた。
そのかわり、隣に座ってメールをやり取りする。
「前にいるおじさん、ズボンのチャックあいてるよ!」
エッ?と思わず向かいの座席を見てしまう。
「うっそぴょ~ん!」
すかさず追伸がきて、フフッと苦笑いしてしまう。
「お前、笑うと鼻息あらすぎ」涼しい顔しながら、隣からメールが届く。

私は、買い物するときの彼の態度も好きだ。
お店に入って、あれやこれやと見せてもらったあと、
彼は必ずお店の人に言う。
「これ結構気にいったんだけど、他もう一件見てきて、
いいのなかったら戻ってくるから」
当たり前、みたいに思うでしょ?
でも、私は実はかなり長い間、売る側の立場だったから良くわかる。
こんなふうにきちんと言ってくれる人は、実は本当に少ない。
あれこれ見せて、フッと気がつくといない、なんてこともいくらでもあった。

飲みに行っても、ユウヤ君の態度は変わらない。
店員さんに、いつも自然に話しかけてる。
若い女の子に親父ギャグを飛ばすユウヤ君を、たしなめるのもなんだか楽しい。
そして、居酒屋さんのメニューを見ながら、ユウヤ君は良く聞いてくる。
「コレとコレなら、どっちが好き?」
必ず私の意見を取り入れてくれる。
そして、自分が注文したつまみも、半分食べると必ず私のほうにお皿をよこす。
「ハイ、あとはお前食べなさい」
お兄さんみたいな口調で言う。
私はもともとガリガリだが、介護の仕事始めてから、さらに痩せてしまい。
ユウヤ君は口には出さないけど、いつも心配してくれているらしい。

この前会ったときには、
「お前、前に水族館行きたいって言ってたでしょ」
「ここのお店さ、水槽があって、いろんな魚泳いでるんだ」
「この前、会社のヤツと来て、お前も絶対に好きだと思ってさ」
そう言いながら、私の知らないお店に連れて行ってくれた。
残念ながら、お店は満席で入れなかったけど、
ユウヤ君の気持ちが、本当に本当に嬉しかった。
私を喜ばそうと思ってくれる、その気持ちだけで、十二分に嬉しい。

人が聞いたら、ビックリするくらい遊んできて。
でも、本当に好きだった相手には、驚くくらい一途で。
一見自信家にみえても、すごくナイーブな面あって。
当たり前に両親を大事にしてて。
職場でも、年齢関係なくちゃんと人付き合いして。
自分の仕事に、誇り持ってて。
何より、家族のために一生懸命働いていて。
お子さん達をこよなく大切にしてて。
お酒は強いけど、ちょっとまわりはじめると、素になって可愛くて。
甘え上手だったり、急に保護者だったり。
口では意地悪言ったりしても、最後には私の言い分きいてくれて。
俺様キャラを装っているけど、相手のことをちゃんと考えてくれるヒト。

私は彼の外見も大好き。
若ぶるんじゃないけど、身につけるものにこだわりがあって。
ラフな格好がすごく似合ってて、いつもパリッとと清潔感がある。
短く刈り込んでる髪も好ましいし。
笑うと、目尻に少しシワがよったり。
生え際にちらほら白髪が見え隠れしてたり。
ちょっぴりメタボ気味なお腹も好き。
そして、ユウヤ君と抱き合うひととき。
こんな私を求めてくれるユウヤ君がただただ愛おしい。

まぁ最近は、飲んで話したりのほうがメインになりつつあるかも。
もちろん、ホテルに行くことはあるけど、
居酒屋であれやこれやしゃべって笑って、でバイバイも少なくはない。
話すことが尽きない、そんな感じかなぁ。
今現在の話も、半月会わなければ結構あるし、
お互い、未知のデータもまだまだ山のようにある。
他人からみたらどうでもいいことだけど、
小さなデータが増えてゆくのが、本当に嬉しい。

だけど、時々考える。
こんなにもかけがえのない相手と、別れるときがきたら。
付き合い自体は順調だったとしても、不慮の事故やら病気やら。
若い頃には思いもしなかったことが、私達の年齢になればより身近になる。
あれやこれやを考え始まると、正直、止まらなくなるときもある。

だけど、だったら出会わないほうが良かった?
そう聞かれたら、大きく首を横にふるだろう。
出会えて良かった。
出会ってしまったら、出会えなかった人生なんて考えられない。
ユウヤ君は私の『生きがい』
改めて、そう思う。
ちょっぴり大袈裟かな。
でも、私の生きる『張り』みたいな。

中島みゆきの『糸』が本当に心に染み入る。
『どこにいたの、生きてきたの』
という歌詞がとりわけ好きだ。
涙が出そうになる。
私のかけがえのない相手は、こんなにも近くにいた。
だけど、長い間巡り会えなかった。
そして、ほんの気まぐれに探したネットの中で、出会えた。

「前にさ、もっと早くに出会えたなら結婚してたかな、って話したじゃん」
そう、確かに最初はそんなふうに盛り上がってた。
「でも、アレ違うんだよ」
「今、だからなんだよ」
私もそう思う。
それぞれが恋して、家庭を持って、子供を育てて。
決して短くはない歳月を積み重ねてきたから。
だからこそ、出会えた今が愛おしい。

あと何年一緒にいられるかな?
けど、限られた人生のぎりぎりまで、ユウヤ君といられたらいいな。
そして、こんなふうに思える相手と巡り逢えたこと。
神様、本当にありがとう。

カテゴリー: diary | 14件のコメント

059-感謝。

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ささやかだけど、ひとつのことを続けていると、
思いがけない幸せに出会えたりする。

おかげさまで、このブログもまもなく満一歳になる。
訪れてくれた方も、37000人近くになり、
本当に有り難いとしか言いようがない。

ここで思い切って告白してしまうけれど、
ブログは、そもそも自分の意思で始めたものじゃあなかった。
きっかけは、かなりヤバかったときの私を知る友人に勧められて。
いろいろ得難い体験をしたし、文章書くのも好きだし、形に残したら?と。

正直、最初はまったく乗り気じゃなかった。
まず、顔の見えないネット上に、自分をさらけ出すのはただ怖かった。
ましてや話はセックスしたいとか、オナニーしてるとか、
出張ホストに会ったとか、ネットで相手を探し続けたとか。
50のおばちゃんが何書いてんだ、と中傷されるに決まってる、それしか思わなかった。

そして、改めて振り返るのも気が進まなかった。
特に自立神経をおかしくした頃のこと。
あのしんどさを、当時のリアルな気持ちに戻って言葉にするなんて。
せっかく落ち着いてきたところなのに。
そして、母親のこともかなり書きにくかった。
いくら相性の合わない相手でも、やっぱり親だし。

だけど、書くことはきっと癒しになるよ、そう言われて。
あぁ、そうかもしれないな、とも思った。
そして、スケジュール帳片手に、ひとつひとつを思い返していった。
記憶をたどりながら、なるべくその当時の気持ちになり切った。
でも、今にして思うと、こうなることって決められていたのかも。
知人に送った何通ものメールも、
携帯のメモ帳に、左手がしびれるくらいに打ち込んでいた思いも、
プリントアウトしてみると、何より貴重な資料になって。

そして、気がつけば58話。
当初はユウヤ君に出会えたあたりで、ひと区切りつけるつもりでいた。
「セックスがしたい」
という痛烈な思いは、紆余曲折しながら叶えられたし。
だけど、この頃から読んで下さる方が増えてきて。
思いもしなかった暖かいコメントに、ただただ励ましていただいた。
ご自分の経験を語ってくださるコメントに、涙がこぼれた。
最近は、タイトルとはかけはなれた話ばかりしているが、
それでも皆さんが、優しいコメントを寄せてくださる。
この気持ちは、私の拙い文章力では表しきれないけど、
本当に月並みな言い方しかできないけど、
支えていただいて、ここまで書いてこられた。
本当に本当に感謝。
お会いしたことのない、たくさんの方々に読んでいただいて、本当に嬉しい。
若い頃には思いもしなかったけど、
ネットを通じてこんなふうにお付き合いが出来て、シアワセ。

実は、先日生まれて初めて、雑誌の取材を受けてきた。
それも、若い頃から結構好きで読んでいた「クロワッサン」
その別冊で出している「クロワッサン・プレミアム」という、
40~50代をターゲットにした雑誌。
そしてなんと、取材をして下さったのは、亀山早苗さん。
亀山さんは、セックスレスやら婚外恋愛の様々なケースを取材し、
たくさんの著作を出されている方で、私も何冊も読んでいた。

最初に読んだのは「女の残り時間」
タイトルで、お~っ、まさに今の私はコレだよ、コレ。
そう思って、すぐにアマゾンで注文して。
様々なケースを読んで、そうだよ、私だけじゃないんだよね、
と、どんなに励まされたことか。
歳もひとつしか違わず、親近感を持っていた。
でも、まさか実際にお会い出来るなんて。
当日は、ユウヤ君に会うとき以上に服を迷い、とにかくドキドキ。
そんな私の緊張をよそに、
亀山さんは、めちゃくちゃざっくばらんな方で、
会っていくらもしないうちに、あれもこれもと話したくなっちゃって。
お仕事柄、聞き上手なのはもちろんだけど、初めて会った私にも、
ご自身のいろんな話を、カラッと明るく話して下さる方。
「なんだか、初めて会った気がしないね」
と盛り上がって3時間。
同席したマガジンハウスの方も私と同い年だったので、
なんだかお酒のない女子会みたいな感じだった。

本を読んで、ひそかに憧れていた人が、思っていた以上に素敵な人で、
本当に本当に嬉しかった。
たとえていえば、学生時代から可愛がってもらってる先輩みたいな。
迷ったり立ち止まったりしたときに、すぐに頼りたくなるような。
一緒にお酒を飲んで楽しく発散させて、またガンバロ!と思わせてくれるような。

11月20日発売号らしい。
私はセックスレスからの婚外恋愛、あとのお二人は、プラトニックと復活愛、
ということで、三つのケースで亀山さんの取材記事が載る。
ご興味があれば、是非。

冒頭に戻るが、長く続けていると、なにかシアワセなことがあるんだなぁ、
は、このニュースをお知らせしたかったから。
だけど、本当のシアワセは、私の書いたものを、読んで下さる方がいるということ。
そして、何かを感じてコメントいただけるということ。

日々はお年寄りの世話に明け暮れ。
娘の恋愛からも目が離せず。
母親との関係にも、相変わらずストレスを溜めつつ。
夫にあたったり、こぼしたり。
そんな中、好きな男に会えるのを心待ちにして。
書いてみると、まぁどこにでもいる普通な51歳でしかないけど。

コメントの最後によく書いているが、
読んでいただいている皆さんのお幸せを、いつも心からお祈りしている。
直接会って、励ましたり、勇気づけたりは出来ないけど、
それでも、縁あってつながってる、
お一人お一人が幸せでありますように、
そういつも思っている。

長くなっちゃったけど。
更新がんばろ(笑)

カテゴリー: diary | 10件のコメント

058-初恋。

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娘に彼氏が出来た。
大学卒業したら家を出て彼と暮らす、と言われた。

ほんの一ヶ月前「恋がしたいよ~」と私の前で雄叫びあげていたのに。
「恋ほど楽しいものはないかもよ」
そういう私に
「マジか~?早くしてぇ~」
と訴えてた恋愛バージンだったのに。
「バイト先の先輩にアドレス聞かれたんだぁ」
と、ちょっと照れ臭そうに話してくれたのが、一ヶ月前くらい。
「おっ、いよいよ助走ですね」
と、軽く冷やかしていたのに。
ジェットコースター並の速さに親は戸惑うしかないというか、なんというか…。

今どきのコは、こんな感じに話をもってくものなの?
昭和な私には、平成の基準はさっぱりわからない。
付き合い始めていくらもたたないうちに、彼は我が家に挨拶にやってきた。
ちょっと垢抜けないけど、実直さがにじみでているコ。
娘もあちらのお宅に挨拶にいったらしい。
あれよあれよという間に、双方の親公認を取り付け、
とにかく二人は結婚するつもりらしい。

あまりの急展開に、正直ついていけない私。
手塩にかけて育てた娘は、20年とちょいで私のもとからいなくなってしまうの?
でも、彼氏も出来ずいつまでも家にくすぶってられるよりはいいのかぁ?
なんだか、いろんな思いが交錯してまとまらない。

娘と夫は本当に良く似ている。
ハタチの夫が四つ年上の私と出会って、すぐに結婚すると決めてしまったように、
娘もたくさん恋愛するタイプじゃあないだろうな、とは思っていたけど。

だけど、恋の力ってすごいね。
毎日目の当たりにさせられる。
我が子なのに、こんな顔してたっけ?って感じ。
イキイキ、キラキラ、まぶしいくらいに綺麗にみえる。
どちらかと言えば「モッサリ」した感じのコだったのに。
「今日も会うんだぁ」
そういいながら、幸せでたまらないオーラをふりまいて出掛けてゆく。

恋っていいな。
生まれて初めての恋に幸せそうな彼女をみると、つくづくそう思う。
キラキラ輝いてる19歳の恋。
娘を見ていると、夫に出会った頃の自分を思い出す。
端からみたら、きっとこんなふうだったんだろうな。
懐かしいな。
だけど、51歳の恋も悪くない。
張り合うわけじゃないけど、若い頃とはまた違う醍醐味がある。
なかなか会えないし、お互いに背負うものもあるし。
それでも、それだからこそ、一緒にいられる時間がかけがえない。
何より10代と違うのは、もう残された時間がわずか、だということ。
この頃、ユウヤ君といられる時間が、ひとしお愛おしくてたまらない。
大人になってこんな恋が出来て、本当に本当に幸せだと思う。

ユウヤ君との付き合いも間もなく一年。
考えてみたら、夫を除けばこんなに続いたのは初めてだ。
我ながらちょっとビックリ。
たいした恋愛経験はないけど、だいたい数ヶ月で終わってたのに。

だけど、なんだろう?
出会ってからは確かに一年なんだけど、それ以前から二人で過ごしていたみたいな。
うまく言えないけど、一緒にいることがすごく自然で当たり前みたいな。
最近、そんなふうに感じる。

この前はお互い仕事が終わってから、待ち合わせて飲みに行った。
ビールでお疲れ様をしてすぐ、ユウヤ君がニッと笑って聞く。
「で、どうよ。娘は?」
メールでコトの次第はだいたい伝えていた。
「おまえ、今日は真っ先に娘の話、したいんだろうなと思ってさ」
「そうなんだよ~」
私は堰を切って話しはじめる。
ユウヤ君は途中であれこれ質問をはさみながら、興味深げに聞いてくれる。

最近気づいたけど、ユウヤ君はすごく聞き上手だ。
例えば、私の知人の話をしていても、
「その人はいくつくらいなの?」
とか、
「結婚してどのくらい?」
とか、要所要所で私に聞いてくる。
しかも私の話の腰を折らないタイミングで。
コレって結構大事。
話しはじめて止まらないときなんかは、黙って耳を傾けてくれる。
お互いの話がかぶったり、間が出来たり、ってなくて。
そういえば、一緒にいて次こうしたい、とか思うのもズレがない。
彼といて居心地がよかったり、ずっと前から一緒にいたみたいな気がするのは、
きっと「阿吽の呼吸」が、ものすごくあってるからなんだと思う。

最近彼は、職場でのセクションが変わったらしい。
「若い奴に、コレどうやんの?って聞きまくり」
屈託なく笑って話す。
今まであんまり聞いたことなかったけど、仕事に対するスタンスも話してくれる。
「モチベーション」なんて言葉が、いつも軽いユウヤ君の口から出ると、
「えッ?今なんて言った?」
と、心の中でツッコミ入れたくなるけど、
男の人が、自分の仕事のことを語ってくれるのはうれしい。
お酒もまわって、饒舌になるユウヤ君をみているだけで、満たされてくる。
一緒にいるときに、彼がくつろいでいてくれるのが伝わってくる。

もしも娘が彼と結婚して、お互いが元気で仲良くいられたら、
これからの数十年を二人で積み重ねてゆける。
私とユウヤ君には、もちろんそんな未来はないけれど、
どちらかがこの世から消えてしまう直前まで、
お互いをかけがえなく思う気持ちが続いたらいいな。
「出会えてよかったね」
「本当だね」
いつまでも、そう二人で言い合えてたらいいな。

カテゴリー: diary | 11件のコメント

057-夫婦。

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最近、3冊ほどセックスレスに関する本を読んだ。
一冊は、ご主人とのセックスレスから、
様々な出張ホストに出会ってゆくご自身の話。
あとの2冊は、様々な方達を取材してまとめているもの。
どちらかといえば、メインはしたくない女性達だったけど、
逆の立場であれこれと考えさせられた。

読んでつくづくおもったのは、
セックスって本当に素敵なコミニュケーションだけど、
同時に本当にむずかしいコミニュケーションだ。
するとか、しないとかあれこれひっくるめて、
とにかくセックスに関して、夫婦ともどもに納得しているケースって、
本当のところ何パーセントくらいなんだろ?
みんなに聞いてまわりたい。
聞けないけどねぇ。

特に日本人には難しいのかなぁ。
ハグとかの習慣もないしね。
ギリシャとかが確か一番だった気がするけど、
お互いに離婚を言い渡されないように、努力するらしい。
日本人のセックスレスの率が高いのは、前々から言われてるけど、
性的感情や欲求を相手に伝えるか?
と、いう質問でも、50代は3割にもみたないらしい。
てことは、あとの7割以上は、口にはしないってことだよね?
大事なことなんだけどね。
でも、私も長い間きちんと言えなかったクチだから、わかるな。
セックスしたい、と思う自分を恥ずかしいとしか思えなかったから。
まぁ、7年くらい前の調査だから、
今はもっと上がってることを祈りたいけど。

私は長い間、したいけどしてもらえなかったサイドの人間で、
そのことばかりにしか目がいかなかったけど、
嫌で仕方ないのに、パートナーから強要されることも本当に多いんだな。
数でいったら圧倒的に多いんだろうな。
確かにこんな私でも、
仕事で疲れきってる日や、明日が早いからすぐにでも寝たいときに、
無理矢理されるのが続いたら、たまんないだろうな。
「私はトイレじゃない」
と嘆いていた方が特に心に残る。
セックスは排泄行為じゃないのにね。
さらには寝るときにジーンズはいて、ベルトをするという方もいた。
でも、旦那さんはあきらめないらしい。
こうなるとDVの域じゃあないかと思ってしまう。

だけど、ほとんどの皆さんが、別れてはいない。
子供達にとってはいいパパだったり、
その他の部分はいうことなかったり、
あとは経済的に別れてはやっていけないからと言う理由で、
結婚生活は続けてる。

私も思いあたる。
その他の部分では、大好きだったし。
私と子供を何より大切に思ってくれてるのは、よくわかってたし。
だから、100%は求めちゃいけないと、言いきかせてたところもある。
私だって、相手にとっての100%ではないし、と。

なんだか切ない。
相手をかけがえなく大切に思いながら、
相手の身体の全パーツを愛おしく想いながら、
お互いに気持ち良くなってもらいたくてするセックスって、
二人だけの最高に素敵な行為なのに。
長年セックス出来なかった私だから、ことさらにそう思う。

ユウヤ君はよく私に聞く。
体位を変えたり、角度を変えたりしながら、
「これと、さっきのどっちが感じる?」
最初のうちはそんなこと聞かれてもうまく答えられなかった。
でも今は違いがあるときは、ちゃんと伝える。
「このほうが感じるかな?」
私の答えを聞いて、ユウヤ君が動いてくれる。
その気持ちがうれしくてさらに感じる。
この前は、こんなふうにしてみたい、と私からリクエストしてみた。
今まではなかなか言えなかったけど、ちょっと勇気を出して。
ユウヤ君は笑って応じてくれた。
セックスはコミニュケーションなんだなぁ。
本当に。
大切な相手にもっともっと気持ち良くなってほしい。
そういう思いが集結したものなんだなぁ。
今の私はそれがわかる。

だからこそ同性として、本のなかの様々な話が辛い。
くっついて腕枕して、話を聞いてくれるだけでいいのに。
そういう方も多かった。
それも痛いくらいにわかる。

日本の男性は、AV的なことをすれば女性が喜ぶと思っている、
みたいなことを言われるけど。
確かにそういう人もたくさんいるんだろう。
思い出したくもないけど、私もそんな経験はしたし。

本当にむずかしいことだけど、恥ずかしいし、切り出しにくいだろうけど、
夫婦でとことんセックスについて語り合えたらいいのにね。
だけど、夫のプライドを傷つけてしまう、断ると口をきいてきれない、
そういう声が大半を占めていた。
だから、わずかな時間のことだからと、我慢してしまう。
21世紀なんだけどなぁ。
一昔前の「妻の務め」みたいな感じ、まだまだあるんだろうな。

私ごときが、ここでぼやいても何の解決にもならないけど、
やっぱり夫婦はお腹の中に溜め込まないで、
出来る限りたくさんたくさん話あっていってほしい。
喧嘩にもなるだろうし、一時的にも気まずいだろうし、
ましてやお子さんがいれば、そんな空気になるのを避けようと思うかもしれないけど。
でも、我慢し続けていたらいつか爆発する、ような気がする。
愚かだった私のように、ある日突然叫び声をあげたりするかもしれない。
そうなる前に、少しずつでも胸の内を吐き出して。
縁あって一緒になったパートナーだから。
まだまだ何年もの間、ひとつ屋根の下に暮らす相手だから。

何度でも何度でも話し合って。一回二回でくじけないで。
そうやって、今よりは少し距離を縮めてゆける。
そう私は信じたいな。

カテゴリー: diary | 26件のコメント

056-最近。

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最近、私とユウヤ君は月に2,3度といった頻度で会っている。
冬から春にかけては、私が新しい仕事に就いたのもあるけど、
月に一度っきり、がほとんどで。
だから最近のほうが盛り上がってきたのかな?
ただ、以前ほど強烈に会いたい!ではなくて、
そろそろ会いたいなぁ、みたいな感じかな。

もうすぐ丸10ヶ月。
夫以外の人とこんなに続いたのは本当に初めて。
だけど、そんな気が全然しない。
ヘンな言い方かもしれないけど、
なんだかあんまりにもずっと昔から一緒だったみたいで、
10ヶ月にリアリティがない。

またまた占いで恐縮なんだけど、
「初めて会ったときから緊張することのない、
前世から結ばれることが決まっていたかのような間柄」
「正直、これほどの組み合わせはなかなかありません」
「どんなに離れあっていても、いずれ運命が引き合わせた二人」
なんだそうです。
占いの先生方、信じていいんですよね(笑)
まぁ、こんなことを書いている自分もかなり恥ずかしい。
でも、私は「運命」とか「奇跡」にめちゃくちゃ弱い。
とりあえず、真っ直ぐに信じる。
だけど、占いもポジティブなことを信じたり、
言われて注意を心掛けたりには最適だと思う。
基本的には毎日の指針をチェック。
普段は、仕事運や対人運を見て、
今日はちょっとしたミスが起こりやすいのか、とか、
今日は思い込みだけで判断しないようにしよ、とか
日々の参考にする。

余談だけど、つい最近、
「今日はくじ運ついてるわよ!」
とネットのオネエさんに言われ、
買い物ついでに宝くじを買ったら、なんと5000円当たっちゃいました(笑)

そして、恋愛運は、
はまりきって、日にちや方角まで頼るほどではないけれど、
自分の気持ちをプラスに持ってく、ひとつの目安かな。
ユウヤ君との関係も、
「お互いがお互いを失いたくない気持ちから相手に添って、
結果ますます離れがたい二人になってゆきます」
みたいなこと書いてあって。
まさしくその通りだなぁ、と痛感してる。

こんなこというのは僭越かもしれないけど。
確かに今、私達はお互いを失うまいと、
お互いに努力をしているような気がする。

ほとんど毎日、他愛ないことだけどメール欠かさないし。
二人とも、結構変則的なシフトで仕事してるんだけど、
お互いのスケジュールもわかってるから、
お疲れメールもおやすみメールも、相手に合わせて送れる。
ただ、普段はそれで全く問題ないけど、
この前会ったときに、別に深い意味はなく、
「ユウヤが旅行中は、こっちからは送りにくいかなぁ」
そう言ったら、
次に家族で旅行に行ってる間は、律義に彼からメールがきた。
「今から出発!」
「明日は〇〇ビーチへ」
「今、△△で買い物中!」
私は笑って返事を返す。
「夜勤でこれから巡回」
「こちら休みで、ケンタ&ビール中」
2,3通やりとりして、心が弾んで落ち着く。

改めて書いてみると、ユウヤ君って人間が素直だ。
ノロケではなく、ピュアなとこたくさんある。

一番最近会ったときは、ホテルに入るなり、
「ホントはさ、今日ミオに髪染めてもらおうかと思ったんだけどさ」
髪染め?
あ~、私がこの前ヤキモキ妬いたの気にしてくれてるんだ。
この人ってホントに可愛い。
だけどさ、美容院に行ったわけじゃないのに、髪の色違ってたらね。
でも、そう思ってくれた気持ちだけで十分にうれしいよ。

私は彼を失いたくないな。
自分だけのものにしたいとか、そんな野望はないけど。
だけど、こうして彼と会える時間が途絶えずに続いてほしい。
一ヶ月のトータルは一日分にも満たないのかもしれないけど、
それでも彼と過ごすわずかな時間が、
この先何年も続いてほしい。
出来ることなら、どちらかが消えてしまう瞬間まで。

若い頃の恋はもっとわがままだった。
それはそれで一生懸命で可愛かったけど、
今は相手を失いたくない、切実な気持ちにいつも満ちている。
そんな気持ちが、思いやりやら、気遣いやら、優しさになってく。
お互いにね。

会えばいつも俺様で、遅れてきても「ゴメン」はない。
ベンチに座る私の前を黙って素通り。
ニッと笑って振り返って、
「ほら、行くぞ」
だし。
口を開けば憎まれ口ばかり。
「なんか洗濯機調子悪くてさぁ」
「いいじゃん、お前は自前の洗濯板あるし」
こんな調子。

でも、ユウヤ君の気遣いはいつも伝わってくる。
そして私も、失いたくないかけがえのないユウヤ君を、
ちゃんと気遣う。

来年も再来年もずっとずっと一緒にいるために。

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055-恋。

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私は2012年の夏を忘れないような気がする。

PM5:50、昼間の日差しも少し緩やかになる時間。
ユウヤ君に会うためにお気に入りのワンピースを着て、電車に乗っている。
席は空いてるけど、座らずに窓から外を眺める。
空がきれい。
雲がきれい。
私達の住む町を流れている、小さな川の川面もきれい。
私は、ユウヤ君に会いに行く今の気持ちと、
目に映るこの風景を一生忘れないだろう。
そんな気がする。

思いがけず会えたり、前々から予定していたのに、会えなくなったり。
そのたんびに一喜一憂して。
恋するってタイヘンだ。
でも、世界が輝いて見える。
こんな気持ちになれること以上に、幸せなことってないのかもしれない。
私にとっては…。

だけどね、付き合いが長くなってくるといろんな日があるんだね。
すんごく当たり前のことだけど、盛り上がったり、盛り上がらなかったり。
気持ちがすごく近づいたり、なんだかしっくりいかなかったり。
幸せに満ち足りたり、涙が出そうになったり。

正確に言うと、夫に出会った24歳のとき以来、
なんと27年ぶりに「付き合う」を経験している私。
夫に出会うまで、好きな相手にはいつも玉砕して。
でも、誰もいないよりいたほうがマシ。
そんなろくでもない気持ちで、つまんない付き合いばかりしていた。
今でもすごく良くおぼえてるけど、確か23の夏。
今となっては、なんでつきあってたのかさえ思い出せない、
神経質で口うるさい、年上のサラリーマンと別れた後。
私は決意したんだ。
今もはっきりと覚えてるけど、そのくらい強烈な決意。

「もう、たいして好きでもない人と付き合うのはやめよう」
「次に誰かと付き合うなら、一生をともにしたいと思える相手にしよう」
猛烈にそう思った。
多分、相当自己嫌悪してたんだろうな。
そして、その決意から一年あまりたった24歳の冬。
私は夫に、一目惚れして。
これが、人生最後の恋だと疑わなかった。
というか、自分がまた恋をするなんて思ってもみなかった。

まぁ、そんなわけで、たいした恋愛経験のなかった私。
だからね。
月日を重ねて、歳もとって、多少の分別もついたつもりでいても。
曲がりなりに人生経験はしたつもりでいても。
恋はほとんど初心者マークなんだろうな。

約束してなかったけど、会えることになって。
心弾ませて、お化粧して、電車に乗って。
だけどね、なんだか今日はテンポが悪い。
いつものようにユウヤ君は、憎まれ口たたきながら優しいけど、
なんとなくお疲れ気味。
なんだかけだるそうにしてる。
ビールの進みもいまいち。
今日はあんまり時間ないから、飲むだけって最初からわかってたけど、
それでも、店を出て左右に別れるときは切ない。
一瞬だけど、涙が出そうになった。
まぁ、アルコールのせいもあるんだけどね。

思ったけど、いくつになったって、
恋をしてたら気持ちは10代になっちゃうんだな。
電車の中からメールをする。
「なんかさ、もうちょっとだけ一緒にいたかったな」
いつもならすぐに返事が来るのに、なかなか返ってこない。
まぁ、いいか。
もともと今日は予定外に会えたんだし。
あと一週間もしないうちに、またゆっくり会えるんだし。
とは思ってみても、なかなかね。
不本意に早くうちに着いた直後、ユウヤ君からメールが来た。
「家に帰って熱計ったら、8度3分あった」
「寝る」
…ごめんなさい。
そんなに熱っぽかったんだ。
そんなこと、一言も言わなかったのに。
でも、安心する。
私といてつまらなかったんじゃあなかったんだぁ。
風邪っぽいのをおして出てきてくれたんだぁ。
アップダウンの繰り返し。
でも、恋はやっぱり楽しい。

そういえばこの前、娘とこんなやり取りをした。
親に似ず真面目なコに育った娘は、いまだに恋愛経験がない。
中学のときにちょっと好きな男の子はいたみたいだけど、
高校は清くた正しく美しく、な女子高だったし。
ゴロゴロと寝そべってる私のそばに来て、大声で叫ぶ。
「あ~、彼氏ほしいよ~」
うん、素直でよろしい。
「まぁ、19の夏だしねぇ」
「なんか世間がカップルだらけに思える」
その気持ち、わかるよ。
恋に憧れる、そんな気持ち。

いつか娘が恋をしたら。
私は、リアルタイムな気持ちでアドバイスしてあげられるな。
「恋はいいよ~」
思わずそんな言葉をはいてしまう。
「マジかぁ~?」
「この世の中で一番楽しいのは恋かもしんない」
「え~っ、早く知りてぇ~」

でもね。
焦らなくてもいいから。
他人と比べなくていいから。
でも、貴方が恋をしたら…。
私は、私の拙い経験からアドバイスしてあげられるよ。

世界が輝いて見える。
そんな気持ちを、いつか貴方も知ってほしい。

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054-嫉妬。

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8月は好きじゃない。
暑さももちろんだけど、ユウヤになかなか会えない。

わかってはいる。
何日から何日までは、〇〇に行って、何日から何日までは〇〇に行く、
予定もきちんと知らせてくれる。
だけど、思ってた以上に辛い。
ユウヤ君も、本当はあんまり行きたくない、と言いつつ、
まだ小学生の下のお子さんに、思い出のひとつも作ってあげなきゃ、
そう言って家族で旅行に出かける。
私は、彼のそういう部分も含めて彼が好きだと思う。
だけど、彼がいつもの場所に、いないことが気持ちを不安定にさせる。

こんな形の恋をするのは初めてだから、
結構辛いもんなんだなぁ、ってこの歳になって初めて感じてる。
今まで無縁だった「嫉妬」と軽く戦ってる。

もちろん、私にも家族がらみの予定は多少ある。
でも、子供も大学生になれば、事情が違う。
バイトだ、イベントだ、夏フェスだと忙しく飛び回っているし。
だから、ユウヤ君ちみたいに、家族揃っての旅行なんてもうない。

普段は仕事のサイクルがわかってるから、メールするタイミングが掴める。
だけどね、家族旅行中はさすがに遠慮するよね。
一日目、二日目、なんとなく悶々として。
気持ちが落ち着かなくなってくるのが、自分でも良くわかる。
今頃何してるの?
家族と一緒に、普段と違う時間を過ごしてる彼を想像する。
当たり前だけど、一緒に観光したり、レストランに入ったりしてるんだよね。
同じホテルの部屋で一緒に眠るんでしょ。

正直今までは、あまりこんな気持ちにはならなかった。
私が独身なら、もっと切なくて身をこがしていたかもしれないけど、
お互いに伴侶がいて、子供がいて。
背負う背景も条件も同じだったし。
こんなふうに、ユウヤ君の家族のことを考えて嫉妬したりなんてなかった。

でも、最初に、いつだったかな?
会う前に、あれこれやりとりしてたとき。
そう、私が今髪を染めてる、ってメールをしたときだ。
彼から返事に、
「良く自分で染められるね」
「俺はいつもカミさんにやってもらってる」
って書いてあったとき。
私はなんだかめちゃくちゃ反応してしまって。
すぐに、多少の嫌みを込めてメールしまった。
「なんだかんだ言って、仲良しじゃん」
奥さんに髪を染めてもらってる光景を思い浮かべただけで、ムッとした。
すかさず返事がくる。
「不仲だよ」
「美容院で染めると高いし」
そのメールで安心する。
そんな言葉を聞いて、ホッとする。
なんて了見の狭いワタシ。
こんなことに嫉妬するんだ。

結局、ユウヤ君からは旅行二日目にメールが来た。
「なかなかメールできなくてゴメン」
「生きているから安心して」
数えてみたら、メールが途絶えたのは二日間だけだった。
馬鹿みたいに長く感じたのにね。

私は根がチキンで心配性だ。
ユウヤ君もそれを知っていてくれる。
連絡が途絶えると、私がどんなに不安になるか。
良くわかっていてくれる。
だから「生きてるから安心して」と言ってくれる。
彼からのメールが届いただけで、気持ちが安定する。
安心して仕事にも行ける。
いつも通りに生活できる。

なんだか最近の私達はヤキモチやきあってる。
夏休みで、たまたま母親も娘も泊まりがけでいない日があって。
旦那と夕飯がてら、近所の焼鳥屋にでも行く、そうメールしたとき。
この前も結局飲みに行かなかったし、何度か誘いを断ってたから。
ユウヤ君もすかさず反応する。
「愛する旦那と焼鳥屋、羨ましいね」
「ミオが行こうって言ったの?」
旦那みたいなタイプと長く暮らしているとね、
ヤキモチやかれたことなんかないから、正直ちょっとうれしくなる。
いい歳した大人が、おんなじように相手の連れ合いに嫉妬してる。
なんか笑えるよね。

最近、夫にはずっと冷たかった私。
ユウヤ君と知り合ったことで、今までと全く別の角度から、彼を見始めてる。
まぁ、二人でゆっくり話すいいチャンスかと思ったし。
私の気持ちも比較的安定していたから、行こうというか気にもなった。
不安定な時期なら、何を口走るかわからないし。
今の私だと、夫に別れてほしいと言いだしかねない気持ちの日もあるし。
でも、結局近所の居酒屋で仕事の愚痴こぼしたり、娘の話したりで、無事終了。

この前、ユウヤ君と向かい合って話したのも、初めてだったけど、
夫としっかり向かい合って、飲んだり食べたりも、随分と久しぶりだった。

キツイ仕事で、ことに夏には体重が減ってゆく夫。
今は180cmで73kgくらいだろうか?
久しぶりに向き合うと、顔は随分細くなっているし、
目尻には、彫刻刀で掘ったようなシワが刻まれている。

この人の顔をこんなふうにしげしげと見るのは、いつぶりだろう。
当たり前のことだけど、私も含めて皆、もう決して若くはない。
このシワはより一層深くなってゆくし、
肌の張りも艶も、これから先衰えていくのだけは確実にわかってる。

仕方ないことだけど。
あらがえないことだけど。
自分も、相手も、リミットがあることを痛切に思う。
ハタチの精悍な若者は、気がついたらもうどこにもいない。
毎日のハードな仕事に追われ、疲労の抜けない47歳の男。

帰り道も腕も組まなかったし、手も繋がなかった。
夫は私の気持ちが離れているのを、良くわかってる。
私ももう以前みたいに自分からは寄り添っていかない。
今、こんな気持ちなのに、それはしちゃいけないと思うし、
してもどこか嘘っぽい。
仕事に行く前のハグは、相変わらず彼からしてくれるけど、
もうそれは単なる儀式みたいなもの。

私の身体はユウヤのものだから。
だから貴方には触れてほしくない。
貴方が長い間触れてくれなかった、この身体は、
愛おしいと全身で愛してくれる人のものだから。
だから、触れられたくない。

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053-逢瀬。

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長らく忘れていたけれど、恋が加速していくってこんなんだったんだ。
こんなにも恋こがれて、歯止めが効かなくなるものだったんだ。

仕事が休みで、気分を変えて駅前まで買い物に行った。
夏のセールも終わりかけだけど、服やら靴を見ようかなぁ、なんて思って。
朝から何回かやり取りをしてたけど、ユウヤ君にまたメール。
このところ、毎日欠かさずメールしあってる。
多い日は50通以上、たわいないメールが行き交ってる。
「今、〇〇駅でフラフラ買い物中」
すぐに返事がくる。
「ちょっとだけホテル行く?」
今日は彼も休み。
夜は飲み会って言ってた。
彼の最寄り駅にいるらしい。
嬉しいけど、会えるなんて思ってもなかったから、ちょっとだけ迷う。
食料品の買い物袋を下げて、家に帰るバスの列に並んでるところ。
どうする?
でも、幸い生ものは買ってないし。
6時くらいまでに家に帰れれば大丈夫だし。
会いたい。
痛烈に会いたい気持ちが湧き上がる。
一時間でも、二時間でもいい。
「今から電車乗る」
きびすを返して駅に戻る。

待ち合わせ駅のコンビニ前に、ユウヤ君の姿が見える。
心がはやる。
でも、絶対に駆け寄ったり、声をかけたりはしない。
「ビール買ってこ」
「そだね」
お互いの姿を確認しながら、メールで会話する。

二週間会えなかっただけなのに、毎日メールしあってたのに、
なんでこんなに恋しくてたまらないんだろ?
ホテルは一ヶ月ぶりになる。
「なんかずっと会ってなかったみたいだよな」
「そうだよね、半月なんだけどね」
ユウヤ君も同じ気持ちなのが嬉しい。
予定もしてなかったけど、こんなふうに突然会えるのが、ことさらに嬉しい。

ユウヤ君と入る久しぶりのお風呂。
一ヶ月ぶりに見る彼の身体が懐かしい。
ユウヤ君の身体のすべてが愛おしくてたまらない。
なんでだろう?
どうしてこんなにと思うくらい…。
バスタブに浸かりながら、そしてベッドの上で、
私は大好きな人の身体を、出来る限り一生懸命に愛おしむ。
触れる、撫でる、口づける、舐める。
俺様ユウヤ君は、笑いながら、
「お前さぁ、相変わらず上達しねえなぁ」
とか勝手ばかり言う。
「じゃあ、よそで修業積んでくるよ」
私も笑って返す。
いつものやり取り。
でも、顔をあげるとユウヤ君の表情がわかる。
気持ちよさそうに目をつぶっている顔を見ると、
もっともっと感じてほしくてたまらなくなる。
大好きな男がそんな顔をしてくれてるだけで、私は幸せに満たされる。

やがて我慢出来なくて、思わず口に出してしまう。
「…入れたい」
「いいよ…」
ユウヤ君の声が甘い。
私達は久しぶりにつながる。
身体全部でユウヤ君を感じる。
思わず息がもれる。
「…気持ちいい」
「どこが?」
ユウヤ君が意地悪く私に言わせようとする。
恥ずかしいけど口にする。
身体の芯から熱くなって溶けそうになる。

こんな私は想像すらつかなかった。
そう、ほんの2年前の夏。
誰かとセックスしないと死んでしまうと思い詰めてた自分。
18年間、誰にも触れてもらえなくて、誰にも触れられなくて。
セックスに歪んだ憧れと恐怖しかなかった自分。
たった一度でいいから、誰かとセックスしてから死にたい、
このまま歳をとって死にたくない、
来る日も来る日もそればかり考えてた。
18年もの間、大好きな夫に拒まれて、
加えて更年期と酷暑で、私は心身ともに崖っぷちにいた。
たかがセックス、そう思う人もいるかもしれない。
でも今ならわかる。
私は、誰かに私を求めてほしかったんだ。
心だけじゃなくて、身体ごと。
そして、身体だけじゃなくて心も。
それが私の願いだったんだ。

ユウヤ君は私を求めてくれる。
心も身体も。
だから、私も彼を求めてやまない。
ユウヤ君のすべてを味わう為に、五感をフル稼動させる。
両手は、彼の身体を出来る限り感じたくてはい回る。
肩から、肩甲骨から、背中から、お尻まで。
耳は、彼の小さな息遣いも聞き逃すまいとする。
舌や唇も、彼の皮膚を味わいつくす。

どうしてだろ?
二人の身体がつながっているだけで、どうしてこんなに満たされるんだろう?
どうしてこんなに安心するんだろう?
身体が溶け合うって、こういうことなんだね。
ひとつになるって、こういうことなんだね。
私、わかってよかった。
本当にわかってよかった。

ユウヤ君が私の中で果ててくれる。
至福。

私は時々考える。
もしも、世界が終わる瞬間にはどうしていたい?
少し前なら、夫と娘と静かに過ごしたい、そう考えてた。
でも、今は違う。
こうしてユウヤ君とつながっていたい。
お互いの身体を抱きしめながら、最後の時間を過ごしたい。

ユウヤ君の胸に耳をあてる。
心音が聞こえる。
少し速いけど、規則正しい音。
からませた手足はユウヤ君の体温を感じる。
「…生きてる」
笑われるから、口には出さなかったけど。
でも、今この人は間違いなく生きてて、私も生きてる。
生きてて、愛しあって、こうしていられる。

これ以上の幸せはないな。

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052-言葉。

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一生心に刻まれる言葉。
嬉しくて何回も何回も反芻して、
それだけで生きていけそうな言葉。
私はそれをユウヤ君にもらった。

二人で飲んだ数日後、私の予定外の休みでまた会えることになった。
「次はどうする?」
「朝飯と昼飯が一緒になったヤツしよ」
ハイハイ、ブランチね。
大人っぽく落ち着いた蕎麦屋なんかいいかなぁ。
ってことでネットで探したお店に行ってみたら、すごく素敵で大当りだった。
お蕎麦と、丁寧に造られたお刺身、豆腐とサラダのついたお膳が出てきて。
で、良く冷やされた備前焼のジョッキに程よく泡立ったビール。
カウンターに並んで座って。
時間に縛られずに、あれこれ話しながらゆっくりとランチを楽しむ。
そういえば、ランチも初めてだなぁ。

店を出てからは、街をフラフラ。
暑いけど風がそよそよしてて気持ちがいい。
こんな天気の日に、好きな男とのんびり過ごせる幸せを改めて感じる。
ユウヤ君の服選びをしたり、ウィンドウショッピングしたり。
途中で喫茶店に一緒に入って、あっ、コレも初めてと嬉しくなる。

私達はいろんな好み、特に味覚がすごく似ている。
ラーメンの味でも、アルコールでも、チェーン店のコーヒーの好き嫌いでも。
「レバ刺し大好きだったのになぁ、残念」
初めてそんな話をしたら、ユウヤ君も勢い込んで同調する。
「だよな~、あんな旨いモノないって」
どうでもいいことかもしれないけど、お互いにそうそうと共感する。

あと、大事なこと。
一緒にいて、なんとなく次はこうしたいなぁ、って流れが同じ。
その日も夕方になってきて、いつもならホテルなんだけど、
喉も渇いたし、また二人で飲みに行くのもいいなぁ、なんて考えてた。
そしたら、ユウヤ君のほうから言い出す。
「ホテルもいいんだけど、なんかビール飲みたくね?」
以心伝心。
今までにも、何回かこんなことあったっけ。
なんでだろ?
なんとなく気持ちが伝わる。
自然におんなじこと考えてる。

今月の占いを思い出す。
《恋愛運がとても上昇している期間です》
《特にカップルの方は一つの大きな進展を迎える可能性がある月です》
《恋する気持ちや愛情がとても高まる時で、
同時に「これからの愛」をも気にするようになるでしょう》

話しながら、ユウヤ君データがまた増える。
これは私の勝手な推測だけど、
浮気相手に、かなりヤバい目にあったコトあるんじゃないかな?
多分、計算して遊んでるんじゃなくて、言い寄られると断らないんだろうな。
でも、私はその不器用さも好きだよ。
本当の遊び人はもっと上手に遊ぶでしょ。
嘘もつくし、用意周到に自分や家庭を守る。
ユウヤ君がどれだけ遊んだか、正確な人数は知らない。
本人も覚えてないらしいし。
だけど、遊んで遊んで遊びまくったことが、
今のあなたの魅力になってる、ってそう思う。

ホテルじゃない場所で会いはじめてから、より素顔が見えてくる。
気持ちがほっこりして、好きが積み重なってく。
ユウヤ君が私にスマホのスケジュール表を見せる。
「ほら、このビールジョッキのマークが飲み会で」
「お前に会う日はコレ」
見るとビールジョッキがニッコリ笑ってる。
6月、5月、4月、さかのぼって見せてくれる画面には、確かにそのマークが入ってる。
この日は、ホテル出てから初めて街をぶらついたね。
二人とも、なんだかおかしいくらいにはじゃいでたっけ。
この日はなかなか予定があわなくて、夜の10時近くにやっと会えた。
バスタブで寝てしまいそうなくらい疲れてた私を、
ユウヤ君がいつになく慈しむように見つめてくれたっけ。
ひとつひとつを思い出す。

私が望むのは、この恋の延命だけ。
お互いの家庭をどうこうしようなんて、
そんなだいそれた気持ちはない。
今まで築いてきて、守って行きたいものがある気持ちは、多分同じ。
お子さんへの愛情もいつも感じる。
でも、彼が万が一奥さんと別れたり、あるいは先立たれたり、
そんな未来になったとしたら、彼を支えたい。
私は全部投げ出しても、ユウヤ君のところに駆け付ける。
「認知になったら私が介護してあげるからね」
「オムツ替えもうまくなったし任せてね」
冗談めかして言うけれど、本音。
ユウヤ君は笑ってる。

帰り道、結構酔っ払った私達は腕を組みながら駅への道を歩く。
ふいに足を止めてユウヤ君が言う。

「…オレ、まだこれからも、ちっとは遊んじまうかもしんねぇけど」
まだ遊ぶ気あるんだぁ。
なんかおかしくなって、思わずクスッと笑う。
でも、まだ40代半ばだしね。

「でも、最後は絶対にお前のトコに帰ってくるから」

「最後はお前でいい」

嬉しかった。
ただただ嬉しかった。
付き合いが深まってきて、
彼が私を大切に思ってくれるのは感じてた。
だけど、今までなにも口に出しては言ってくれなかった。
そんな俺様で口下手で不器用な彼が言ってくれた。
酔っ払ってのリップサービスでもかまわない。
明日には忘れていても、それでもいい。

私はユウヤ君に出会えてよかった。
そして、こんな言葉をもらえてよかった。
この先、たとえ二人が離れていったとしても、
私の中にこの言葉は残る。
馬鹿みたいに遊んだ5歳下の男が、
18年もセックスレスで、自分を卑下しかしてこなかった私に言ってくれた。
ユウヤの言葉だけで、この先も生きていける。
ありがとう。

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