わたしがこの文章を書くわけ。

職場の若いコに褒められる。

「肌きれいですよねぇ」

嬉しいはずなのに、うまく言葉が返せない。

けど、本当は泣き笑いしながらこう言いたい。

「ありがと。でも、もう誰にも触れてもらえないんだ」と。

触れることはおろか、

長い間見てさえもらえない私はもうすぐ50歳になる。

「セックスしたいと思うのは、いけないことなの?」

夫はいつも黙っている。

女なのに、何よりもう少しで女が終わってしまうのに。

TVで学者が言ってた。

「閉経前の女性は脳科学的に、自分が女であった証拠を残したがる」

そう、今のわたしはまさにそれ。

50歳、だけどセックスがしたい。いや、50歳だからこそしたい。

20年近い空白を、今埋めなければ。

時間は限られてる。

誰かに触れてほしい。

 

第1話から読む


わたしがこの文章を書くわけ。 への3件のフィードバック

  1. 前田貴久 のコメント:

    はじめまして。
    大阪で女性向け性感マッサージをしている前田と申します。

    あなたの文章を読ませていただいてある女性のことを思い出しましたので、コメントさせていただきます。

    その女性は僕がこの仕事をするきっかけとなった人です。
    彼女が52歳のときに出会いました。

    40歳まで浮気をしたことがなかったのですが、あることがきっかけで初めて経験してからセックスの魅力に気付かれたようです。彼女は閉経後、更年期障害となりましたが、女性ホルモンを投与などして逆にいきいきとされておられます。

    そして閉経したことで複数の男性とのおもいきったセックスライフを謳歌されていらっしゃいます。

    はじめてお会いして時はそんな人だとは思ってもいなくて清楚で上品な印象を持ちました。知り合うきっかけがネット上だったこともあり、思い切ってその日にホテルへと誘ったところ躊躇されることもなく快諾してくれました。

    ベッドにはいると僕に対して考え方やテクニックを披露してくれました。

    そのことがきっかけで今の僕があります。

    50歳を過ぎてから輝きが増した女性を目の当たりにした経験があったので、まだまだこれからですよといいたいです。

    先は長いですから女性としての楽しみを存分に味わってください。

  2. 優子 のコメント:

    こんばんは。しばらく閲覧できない状態だったようなので、心配してしまいました。
    お忙しいとは思いますが、近況などまた楽しみにしています。

    • ミオコ のコメント:

      優子さん、お返事遅くなってごめんなさい。
      見も知らない私を案じてくださるお気持ち、本当にうれしかったです。

      やっとアップ出来て、ホッとしています。
      今回はかなり長くなりましたが、読んでいただけたでしょうか?

      最近は疲れもさることながら、
      ユウヤ君との付き合いも安定感が出てきて、目新しいネタがない、と言うのもあったし、
      なにか書きはじめると、夫に対する怒りが再燃したり、みたいな感じでした。

      今回を気に完結しようかとも思いましたが、年に数回でも、自分の気持ちを言葉にする場所として、
      細々と続けていこうと思っています。
      季節が変わったなぁ、と感じたらのぞいていただくみたいな頻度になるとは思いますが、
      何とぞよろしくお願いします。

      今年もあとわずかですね。
      どうか、体調には十分気をつけて、新しい歳をお迎えください。
      では、よいお年を(*^o^*)

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