071-願い。

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今年もあと残すところ、2週間あまりとなってしまった。

このブログのことはいつも頭の隅にあった。
いただいたコメントにお返事出来ないことも、ずっとずっと気掛かりだった。
やらなくてはならない宿題を、毎日先延ばしにしてる後ろめたさ。
本当にごめんなさい。

今年のうちに、短くてもいいから、なにか書かないと。
そう思って。

夏からいろいろなことがあった。
一番は、夫が精巣腫瘍という病気とわかり、手術をしたこと。
ひらたくいうと、睾丸の癌。
ダチョウの卵くらいに肥大し、歩くのにも支障をきたすようになってしまったフクロの部分を、半分とった。
幸い、大事には至らなかったし、経過も良好だ。

だけど。
だけど。
私は今回のことで、夫という人間に対する気持ちが変わった。

一緒に買い物に行った帰り道、歩きながら
「俺、癌なんだ」
とサラっと言われたときは、一瞬わけがわからなかった。
「ちょっと待ってよ」
って感じ。

病院に行ってたのは知ってたけど、腰痛で整形外科にかかってるとばかり思っていた。
本人いわく、いよいよ歩くのに邪魔だから、検査してもらった、らしい。
で、陽性。
「いつから?」
当然聞く。
「ん~と、3,4年前からかな」
こともなげに言う。

なんだろう。
怒り。
それしか言えない。

四半世紀、夫を見てきた私にはよくわかる。
この人は面倒だっただけ。
病院に行ったり、検査をしたり。
それが億劫で、今までほったらかしにしてただけ。
万事にそういうところがある人。

だけど、悪性で治療に時間やお金がかかったり。
最悪の場合、家族を残して死ぬかもしれない。
そんなことは考えなかったのかな?

8月の上旬に慌ただしく入院し、翌日に手術をした。
取り除かれた腫瘍は大きくて、縦10cm、横15cmくらいのレバーみたいだった。
内股の両側は、長い間こすれていたせいで黒ずんでて。
「奥さんに聞こうと思ってたんですけど、これ前からですか?」
執刀してくれた先生が悪げなく聞く。

知らないんです。
こんなになってるのを知ってたら、もっと早くに病院来てました。
20年近くもロクに見てないし、触ってもないから。
夫婦なんだけど、私は夫の身体を知らないんです。
こう言いたかったけど、苦笑いして適当に返す。

考えた。
たくさん。
もしも、セックスのある夫婦なら、もっともっと早くに気づいたろうな。
セックスはなくても、せめて一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たりしてたら。
でも、どれもこれも、長い間願ってもかなわなかったことばかりだ。

夫が入院した日の夜。
私はユウヤ君に会った。
ユウヤ君は今日はやめようかと言ってくれたけど、
二人で休みを合わせた日だったし、どうしても会いたかった。
行きつけの居酒屋で飲んで、ホテルに行った。

翌日、夫が手術している一時間ほどの間も、一緒に昼食をとった。
病院を出てからメールをやり取りして、ユウヤ君の車に乗った。
「重いものとか買いなよ」

母親が車を持っていったので、今、我が家には車がない。
重たいものとか、ちょっとずつしか買えないんだよね。
そうこぼしてたことを覚えていてくれる。
スーパーに行って、ペットボトルや洗剤の詰め替えを買い込んだ。

その夜。
長かった一日を振り返って、私が思い出したのはユウヤ君の笑顔だった。
家の前まで送りとどけてくれて。
バイバイ、って手を振ろうとしたけど、両手に下げたスーパーの袋が重くて。
そんな私を見ながら、可笑しそうに笑って車を出した、彼の笑顔だった。
手術を終え、点滴をし、酸素マスクをし、カテーテルをつけて、病室に戻ってきた夫の姿ではなく。

あぁ、私の気持ちはこうなんだなぁ。
私の気持ちはこんなふうになってしまったんだなぁ。
そう思った。

世界で一番好きな男はユウヤになっちゃったんだな。

24歳で出会ったときから、私は夫が大好きだった。
指一本触れてもらえなくても、夫の眼差しは、いつも冬の日差しみたいにあったかかった。
「遠赤外線みたい人だから」
笑って友達にも言っていた。
夫が出かけるときは、角曲がって姿が見えなくなるまで、手を振ってた。

セックスがないだけで、夫が私を大切に思ってくれるのは、他ならぬ私が一番良くわかってた。
優しい夫。
素直な娘。
私は幸せだと思っていた。
有り難いな。
そう思ってた。

でも、壊れちゃった。
過呼吸になって。
雄叫びあげて、殴り掛かって。

そして今、私はこう思ってる。
ユウヤのそばで死にたいな。

いつの頃からだろう。
夫の親がたてたお墓には入りたくないな、と思いはじめたのは。
ここから遠く離れた、実質2年足らずしか暮らさなかった場所。

毎日、お年寄りと接して、死にも身近になっているからかもしれない。
この前も、夜勤中に誰よりも元気だったおばあさんが、心筋梗塞で亡くなった。
なんの兆候もなかったのに。
AED使って、必死に心臓マッサージしたけど、命が尽きていくのを止められなかった。

人はいつか死ぬ。
死なない人間はいない。
そんな当たり前のことだけど、以前より、いっそう考えるようになった。

かなわない夢だけど。
死ぬときに、ユウヤがそばにいてくれたらいいな。
ユウヤが手を握っていてくれて、
「来世、またね」
笑ってそう言って死ねたらいいな。

日々の忙しさにかまけて、なかなか実行していないけど、
来年はエンディングノートを書こう。
多分、法律上はダメだけど。
遺骨は、いつもユウヤ君と待ち合わせしてた、ファッションビルの前にある、大きな木の下に撒いてほしいな。

サカリのついたワンコみたいな人だなぁ。
何度か書いたけど、最初の頃のユウヤ君はそんな存在だった。
けど、出会って3年目に入って。
何度も何度も会って、たくさんたくさん話して。
いっぱいいっぱい抱き合って。
私は彼のすべてが好きだ。

以前にも書いたかもしれないけど、
「出会ったその日に身体を重ねることもあり」
「信頼や心の結びつきは、二人に限っては後からついてきそうです」
って占いに書いてあって。
今さらながら、当たってるなぁ、としみじみ納得している。

たいがい酔っ払ってる二人だから、詳しくは思い出せないんだけど、
いつだったか、私が切り出した話に、ユウヤ君が応えてくれて。
「あぁ、そうなんだよ」
「私も本当にそう思うんだよ」と、ものすごく強い共感を覚えたことがあった。
内容は忘れちゃったけど。
あとあとになっても、そのとき強く共鳴しあったことが残ってた。
「そうなんだよ」
「私も本当にそう思うんだよ」
抽出されたみたいに、その気持ちだけが残って。
なにかの話をしていて、こんなにも他人と共鳴しあえたのが嬉しかったのか、何日も私の中にあった。
うまく言い表せないけど、ユウヤ君と話していると、
「そうそう」
「わかるわかる」
「私もそう思う」
いつもそんな気持ちになる。

急な雨が降り出した夕方。
折りたたみ傘買っただけなのに、嬉しそうにレジの前でひろげちゃう子供みたいなユウヤ。
二人で出かけた帰りの電車。
疲れたから座って爆睡する、って言ってたのに、
赤ちゃん抱いたお母さんが乗ってきたら、黙って席を譲るユウヤ。

ぶっきらぼう、俺様、意地悪、言葉足らず、いろんなこと知らない、格好つけ、お調子者、エロい。
でも、素直。
人間がまっすぐ。

大好き。

2年あまりの間に、ゆうに100回以上は会ったけど、
月に一回しか会えないときがあったなんて、今じゃありえない。
会ったばっかりなのに、またすぐに会いたくなる。

だけど、めちゃくちゃ矛盾しているかもしれないけど、
私は、家族のために一生懸命に働いてる彼が好き。
お子さんたちのことを、愛おしそうに語る彼を見てるのが好き。
そして、多分ユウヤ君も、家族のために家事をこなしたり、娘と仲良しな私のことが好きなんだと思う。

お互いに、結婚して21年。
連れ合いに対する不満はいろいろあるけど、
嫌いじゃないんだよ、って気持ちは共通してる。

夫に対する気持ちも、例えば、寒くなってきたから、ユニクロでヒートテックの下着買ってこなきゃ、とか。
今週はしんどそうだったから、奮発して焼肉にしてあげよ、とか。
そんな感じ。
多分、ユウヤ君も連れ合いに対して、そんな気持ちじゃないかと思う。

なんかまとまらないけど。
すべてを捨てて一緒なりたいとか、そんな切羽詰まる感じではなく。
ただ、この先も、なるべく長く一緒にいられたらいいな、と思ってる。
それぞれの子供が巣立っていったあと、また二人の関わり方が変わってゆくかもしれないけど。

ただ今は、ユウヤ君は世界で一番大好きな男。
私が出会えた最高の男。

ユウヤと過ごすひとときが、私の活力源になる。
ユウヤがくれる言葉が、私を元気にして、また明日もがんばろうと思わせてくれる。
今はそれでいい。

未来はわからないからいい。

2013年、今年の漢字はあれこれ考えて「展」。
母親が出ていき、娘の彼氏が加わったことで、家族の形も新たな展開をみせ。
夫の手術を機に、私の気持ちも思いがけず一気に進展し。
仕事はまもなく2年になり、悩みながら自分なりにひとつずつ乗り越えて、
最近は、少し先のことを展望できるようになった。

限りある人生を大切に生きよう。
毎日、毎日を愛おしもう。

縁あって、このブログを読んで下さる皆様。
どうか、来年も笑顔に満ちた一年でありますように。
家族や友人や好きな人と、いっぱい笑いあえる一年でありますように。
心から祈っています。

よいお年を。


カテゴリー: diary パーマリンク

071-願い。 への18件のフィードバック

  1. りこ。 のコメント:

    ミオコさん。
    こんにちは。寒くなりましたね。

    また「再会」できたようで嬉しくおもいます。

    今夏はご主人のご病気大変だったんですね…。

    ユウヤくんとの幸せな「繋がり」とても嬉しくおもいます。
    よかったー!って思いましたよ!

    私達も 知り合って2年になりますが 深まってます。
    何かが合うんです。共感しあえる。
    愛しあっているときも、話すときも、ただ黙って側にいるときも…
    認めあえて高めあえて
    こんなにピッタリな人はいないなっ…っておもってます。

    私も叶わないけれど最期は彼に手を握っていてもらいたい…。
    (私は先に逝きたいな…)
    エンディングノート、持ってますよ。
    でも なかなか そういう内容は書けなくて…。
    私に何かあったら(例えば危篤状態?)知らせて欲しい人の欄には記しましたが。

    「何かあったら」お互いどのように連絡をとるか、決めておられますか?
    お互いの家族があるので難しいですね。

    もぅ今年も2週間となりましたね。
    ミオコさんとユウヤくん よいお年をお迎えくださいね。

  2. りこ。 のコメント:

    あっ、ミオコさん。
    私も占いは あまりしない方ですが、ミオコさんが以前から書かれている、その占い、気になります。
    ネットでしょうか?

    • ミオコ のコメント:

      りこさん、早速のコメントありがとうございます。
      こんなに間のあくブログを読んでいただいて、本当に感謝です。

      りこさんもお幸せそうで何より。
      文面から、りこさんの幸せそうな笑顔が浮かんできます。
      心底愛せる人と巡り会える。
      それに勝るものはないのかもしれませんね。

      ご質問の何かあった際のことですが、彼のほうは仲の良い弟さんが知らせてくれると思います。
      私のほうは、ネットで知り合ったサークルの代表者なので、と娘に頼んであります。
      どのくらい信じているかはわからないけど。
      でも、とにかく私がメール出来ない状態になったら、知らせてくれると思います。

      ご質問の占いですが、良く見ているのは「KOU式カバラ占術」というもの。
      無料だしオススメです。
      なかなか手厳しいことも書いてありますが、恋愛以外のことも当たってますよ。
      あと、月額315円ですが「笑う霊能者波羅門」は、ユウヤ君の性格とか笑っちゃうくらい当たってました。
      毎日の運勢とかも、元気づけられます。

      では、来年も細々と更新してゆきますので、思い出したらのぞいてみてくださいね。
      来年も、りこさんとお相手の方の仲がもっともっと深まっていきますように。
      お二人で幸せに満ちた時間を過ごせますように。

  3. まい のコメント:

     夏場とても痩せてお疲れのご様子だったので、更新の無い事が不安でおりました。お忙しいからこそ更新出来ないのだろうと思いつつも。
    日々本当に色々なことがありますね。ご主人様(そう呼ぶ事が適当かはわかりませんが)大病なさって、でもそのような中でますます自分のお気持ちがはっきりとしてこられて。自分に関わる全ての人が大切なのだってそして出来る限りにおいて大切にしていらっしゃる。そういう所が素敵だと思います。白と黒だけではなく、と。
    今年が良い年でよかった。
    そして来年も良い年をお送りくださいね。
    私は。。。また何も無い日々に戻りましたが(習い事はやめました)
    離婚して独身になってしまった女友達との外出で孤独をしのいでいるような日々です。
    このままでいられるのか、このままでいたいのか。。。自分ではもうわからなくなりました。何がしあわせなのかも。
    ご無理の無いところで、また更新していただけると、嬉しいです。寒さが一段と増しております。ご自愛くださいますように。

    • ミオコ のコメント:

      まいさん、コメントありがとうございます。

      こんなにも間のあくブログをのぞいてくださること、見ず知らずの私の体調を案じてくださること、本当に有り難いです。
      ネットがらみの事件も絶えない中、こんなふうに皆さんと関われて幸せですよね。

      なかなか更新出来ないし、そろそろ書くの止めようかな、と思うこともあるけれど、
      皆さんと縁が切れてしまうのは、寂しくて。
      来年もカメな更新しか出来ないと思いますが、どうか時々のぞいてみてくださいね。

      ときに、最近の私の活力ソングは、もっぱらAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」です。
      「運勢、今日よりも良くしよう」
      「人生捨てたもんじゃないよね、あっと驚く奇跡が起きる」
      なんか聞いてると前向きになれます。

      新しい年、まいさんにとって素敵な年でありますように。
      本名もお顔も知らない間柄ですが、まいさんの優しさ、聡明さ、文章から伝わってきます。
      今年よりも、もっともっと幸せな出来事が待ち受けてることを信じて。
      未来は手付かずでまるごと残っています(*^o^*)。

  4. のりのり のコメント:

    私と同じ方がいらっしゃる…私だけじゃないのだ…何だか…涙が止まらない…何だ私だけじゃないんだぁ…

    初めまして。私は、出来結でして(つわりのせいでもありますが、妊娠中でもsexをするという事も知らず)1人目が産まれ3年間レス。2人目の時、下半身だけ脱いだ3回のsexで授かり10年目のレスです。片手で足りる程の性生活です。
    勝手ながらミオコサンのご主人と、うちの主人似ているタイプかなと。今で言う草食系ですかね。

    そんな私でも、心も、体も愛して下さる方が出来ました。
    まさか私が婚外恋愛!!
    こんな私を、好きになって下さる方が、居たとは!
    真面目な×2想い。大切で大事な方に巡り会えた事…感謝します。ありがたい気持ちです。1年9ヵ月目に、なります。
    お互い家庭を壊さず、でも心は、熱く安定したお付き合いです。

    ただ最近は、その方の大切さ余りにも深すぎて「もし、私は、この方を失ったら生きている意味無くなるのでは…」と、大切な子供達が居るにも関わらず想ってしまいます。

    ミオコサンのブロクを拝見してから、私は、あんなに主人と話し合わなかったなぁ~お互い避けて腹のそこからの魂と言いますかぶつかり合いが、1度もなく今に至っている事に、気付きました。一見、穏やかで、無難な生活です。

    もう元の私には戻れませんが、もし主人が、頭を1度で良いから撫で撫でしてくれていたら、きっと婚外恋愛とは、程遠い生活をしていた事でしょう。
    ん~どうかしら!?彼とは、どんな状況でもきっと恋に落ちていたかも…と、言いたい気持ちも有ります。

    ミオコサン…本当に×2貴女のブログ見つけれて良かったです。

    • ミオコ のコメント:

      のりのりさん、コメントありがとうございます。
      私と同じような思いをして、同じような道を歩いている方がいること、嬉しく思いました。

      そうなんですよね。
      今でも時々、もっと夫と話しあうことで、別な道もあったのかもしれない、と思うこともあるし。
      だからといって、今更彼なしの人生なんて考えられないところまできてしまっているし。
      でも、結局は逆らえない運命だったのかな、とも思います。

      今は心身が落ち着いているから、こんなふうに思えるけど、3年前の私は崖っぷちで泣き続けていたし。

      でも、この歳になって、こんなにもかけがえない相手に巡りあえたのは、幸せでもあり。
      同時に出会ってしまったことで、いつかどういう形でも、失う日がくることを考えると、胸が潰されるような痛みもあり。
      だけど、自分で選んだ道。
      いろんな意味で、責任を持ってまっとうしたいです。

      のりのりさんとお相手の方が、末永く幸せでありますことを。
      来年も、二人で過ごせるかけがえない時間が、たくさん持てますように。
      よいお年を(*^o^*)

  5. のら のコメント:

    久しぶりのブログを読ませていただき、人はきれい事では済まされない不思議な感情の絡み合いの中で生きていくんだなと・・・しみじみと、男と女、夫婦、人生について考えさせられました。
    人との関わりは常に変化していくのだと、それは相手の態度によってだったり、自分を取り巻く環境であったりしてですね。そんな中ミオコさんとユウヤ君との繋がりは何にもまして大事な関係なんでしょうね、お互いの家庭の幸せを祈りつつ愛し合えるなんて最高だと思います。ミオコさんの「すべてを捨てて・・・切羽詰る感じではなく」の一文にそれっていいなと思いました。私達もそうありたいと思うのですが、ちょっと彼女がやきもち焼きのとこありまして・・・でも、私はいざ知らず、彼女は決して家庭をおろそかにはしてなく、会うときもきちんと家事をこなしてくるようです。そんな彼女だからこそ好きなんですね。そんなこんなで我々もまもなく3回目の
    正月を迎えようとしています。いつしか私ごとになってしまいました。
    ミオコさんとユウヤ君に負けないように来年もずっと仲良く過ごせるよう頑張ろうと思ってます。
    ミオコさんも体に気を付けていつまでもユウヤ君と仲良しでいられるといいですね。
    穏やかに暮れてく年の瀬です。ミオコさんにとって来年もよい歳であることをお祈り致します。

    • ミオコ のコメント:

      のらさん、コメントありがとうございます。
      のらさんの言葉、心に沁みます。
      ずいぶんと間があいてしまったのに、変わらず読んでくださること、ホントに有り難い。

      今年最後のコメントが、のらさんからなのも感慨深いですね。
      お二人にとっては、どんな一年だったのでしょうか?
      限られた時間、仲睦まじく過ごされたでしょうか?

      私と彼の間柄も深まった一年でした。
      「来年の誕生日プレゼントは〇〇ほしいなぁ」
      「付き合ってたらね」
      お互い笑って応酬するけど、二人とも間違いなく付き合っているだろうことを確信しています。
      病気や事故、不測の出来事がない限りは。
      未来にどんなことが起きるからは、誰にもわからないから、限られた時間を愛しみます。

      のらさんと彼女さんが、なるべくお二人の時間を作れますことを。
      かけがえのないひとときを、過ごせますことを。
      心からお祈りしていますね。
      良いお年を(*^o^*)

  6. ゆの のコメント:

    ミオコさんのブログを偶然見つけ、一気に読ませていただきました…
    私も4番目の子供を生んで7年…ずっと、ありません…
    家族仲はいいのですが、女としては、あ~ホントにこのまま終わっていくんだなぁ…
    と最近では、毎日のように考えてしまいます…
    ミオコさんも書かれていらっしゃいましたが、子供のクラスメイトのお母さんが、妊娠したと聞くと、「どっからどう見ても見た目も全く構ってないおばさんでも女としてと喜びを今でも味わっているんだぁ…」と、どうしようもないむなしさを感じずにはいられなかったり…
    私は自分で言うのも変ですが、子供のお友達の中で「かわいいママって、誰のママ?」って、話をすると、いつも一番に名前があがるような感じなんです…
    ママ友の中では、「何でそんなに色っぽいの?」と言われたり…
    だから、余計にむなしいんです…
    そんなこと言ってくれるけど、あなたたたの方がよっぽど、愛されてるし、女の喜びを知ってるじゃん…私なんて、実は…って…
    でも、私はもう、旦那さんとは…考えられないのです
    あまりにも、ない期間が長すぎて…旦那さんに女にしてほしいとは、全く思わなくなっています
    私もユウヤくんのように、心も体も満たされる人がいたら、どれだけいいかぁと思いますが、世間から見たら、ただの浮気でしかないですものね…
    このまま、母としてだけの人生を歩んでいくのが、もったいなく感じられて仕方ありません…
    私もミオコさんのような一歩を踏み出したら、人生が一変するでしょうね…
    大袈裟ではなく、まわりの景色がバラ色になるでしょうね…
    女としての賞味期限が近づいていることを実感するからこその女であることを実感したいという焦り…このままで、終わるのは勿体ないという気持ち…
    ミオコさんが、ユウヤくんに感じるトキメキが羨ましいです…
    これからもずっと、お二人にたくさんの幸せが訪れますように…

    • ミオコ のコメント:

      ゆのさん、コメントありがとうございます。

      このブログを始めて一番に感じたのは、同じ思いをされている方のなんと多いことか、ということです。
      でもなかなか口には出せないし、皆さん笑顔の下に隠しながら、泣いているんですよね。

      ゆのさんからコメントをいただいて、私も久しぶりに自分の書いたものを最初から読み直しました。
      当時の気持ちが痛いくらいに甦ってきました。
      あ~、私は本当に限界にいたんだなぁ。
      誰かに触れてほしい。
      誰かにこの身体を覚えていてほしい。
      セックスしないで死にたくない。
      毎日、毎日ただただ心の中で叫んでました。

      今にして思うと、出会いに向かって、小さな歯車が次々に動いていた気がします。
      娘も高校生活に慣れてきて、少し子離れし、仕事をリストラされ時間もあり、さらに知人への義理からSNSにアクセスし。
      更年期の身体の変化や、さまざまなストレスも大きな要因でした。

      だから、ゆのさんにもきっとタイミングがあるんじゃないかと思います。
      浮気を勧めるわけじゃないですよ。
      だけど、私のように爆発する前に一歩を歩みだしてほしいです。
      ご主人とは考えていないとのことですが、出来たら話あってほしいです。
      私はこんな手段を取ったけど、本当は夫婦で仲良くいられるのが一番だし。

      長くなりました。
      いつか、どういう形でも、ゆのさんが心から満ち足りた気持ちになれる日がきますことを。
      心から祈ってますね。

  7. 木蓮 のコメント:

    ミオコさん、はじめまして。
    こちらのブログを読ませていただくようになって、二回目のお正月を迎えました。
    はじめてミオコさんの言葉に触れた時には、まるで決壊したかのように涙が止まらなくなり、
    一気に全部読みました。
    私は、ミオコさんと環境も思想も違うと思いますが、共感でいっぱいで、それから毎日のようにこちらのブログを覗く習慣を作っていました。
    一時期はミオコさんの体調を心配したり、
    私がネットに疎いためか…ブログにアクセスできなくて…
    閉鎖されてしまったんではないか?ととても残念に思ったり、
    そんな中で、私も更年期にさしかかる年齢になり、
    いろんな事を考え、悩み、泣いたり笑ったりしています。
    私もミオコさんのように前向きに、いろんな事に挑戦して、
    生きることを楽しみたいと思いはじめました。
    今まではただ傍観者として見ているだけだったのですが…
    なんとなくコメントを残してみたくなりました。

    • ミオコ のコメント:

      木蓮さん、コメントありがとうございます。

      長い間、間をあけてご心配おかけしました。
      また、一時期アクセスが出来ず申し訳ありませんでした。
      私もネットに疎く、実はこのブログは知人に管理してもらっています。
      一時期、知人の身辺が忙しくなって、閉鎖のような状態になり、ご迷惑おかけしました。

      毎日覗いて下さる方がいらっしゃるとは。
      今年は季刊で、などと寝ぼけたことを言わず、一生懸命に書こう、と思いました。

      セックスレスの真っ只中にいた時は、苦しくて切なくて、たくさんたくさん泣いたけれど。
      そんな経験も、文章にしたことで、わすがなから人様の役にたっているのかもしれないなら、きっと私の経験はなにか意味があったのでしょうね。

      最近、他のことでも、そんなふうに思うことが多くなりました。
      その当時は辛かったり大変だったりしたことも、ひとつひとつが今の自分の立ち位置に続いていたんだなぁ。

      改めて、コメント残して下さってありがとうございます。
      やはり、皆さんのコメントが書こう!と言う原動力ですね。

      始まったばかりで、まだ真っさらな2014年。
      どうか木蓮さんにとって素敵な一年になりますように。

      • 木蓮 のコメント:

        ミオコさん
        お返事をありがとうございました。
        そして、無理をなさらないでください。
        私には、ミオコさん自身のブログはそろそろ卒業するのでは?
        という気持ちを持っていたので…もしそうなったなら残念ですが…
        次のステージへの一歩を祝福します。

  8. ぜぶら のコメント:

    ミオコさん、こんにちわ
    春めいてきましたね

    ユウヤさんとミオコさんの心の繋がり、読んでいて癒されます

    私は家庭のある彼と、付き合って15年目になります

    会うときは、丸ごとつつみこんでくれ、しんどい時はよりかかり、こたつのようにぬくぬくさせてくれる存在です

    一緒に暮らせなくても、昔の『背の君』みたいな人だと思ってました

    そんな去年、生活がいろいろ激変し、いろんな偶然が重なって、違う人を愛するようになりました

    今まで付き合ってきた彼のことは、まだ愛しいし、私が一番、楽に呼吸ができる人なんです

    心というのは、自分でも思いがけない方向に動くものだと我ながら驚きます

    お別れしたわけではないので、なんだか自分がずるいような気もします

    新しく愛するようになった方からは、とくに、告白されたわけではないのです

    でも、顔を見て、話をしているだけで、幸せな気持ちになります

    まとまりのない、とりとめがないコメントになっちゃいました

    多分、私の頭の中が、今、まとまりがないからだと思います

    動けないときは、動けるようになるまで、待とうかな、と思ってます

    また、更新たのしみにしてますね

    私も、何か流れがあったらお知らせします

  9. 名無し のコメント:

    初めて書き込みします。
    実は、昨日(2014年3月21日)、初めて見つけました。
    昨晩と、今日、少しずつ読ませていただきました。

    私は、男性です。
    既婚で子供もおります。
    辛くて、苦しくて、そしてこちらを拝見しました。

    お忙しいのだと思います。
    いつか、また お話を読ませていただきたいと願います。

  10. のコメント:

    ミオコさん、こんにちは。

    80年も人間をやっていると、いろいろな人に会う。
    いちばん長いのは50年間の妻。
    まったく知らなかった二人が、偶然の出合いで子どもまで作る行為をするのだから不思議。
    しかし、妻の病気で30年以上レスです。
    こんな「陽」の友だちが、セフレを作れと言います。
    そんな才覚もないくせに気持ちだけは逸ります。残された時間少ないぞ、柔肌に触れないで終わることに未練はないか、と。

    その友人、奥さんを老人ホームに入れ、毎日行って下の世話までしてくると言う。
    下の世話をしながら、ある箇所に優しく触れると「じっと目を瞑って過去の思いに浸っている」そうだ。
    彼は、その足で別の女性と現実の愛欲を体験しにいくそうだ。
    彼には、その勇気があるが、陽にはそれがない。

    先日「老いてなお艶失わず」の波多野完治のことを書いたが、なかなか凡人には実行は不可能。

  11. なつ のコメント:

    はじめまして。
    「更年期」「不倫」で検索して、偶然ここを見つけました。

    私もミオコさんとほぼ同い年、いよいよ更年期になりました。
    私にも少し年上の大切な彼がいます。色々ありましたが、お付き合いして5年位になります。
    ミオコさんが彼に出逢うまでのことが、まるで私のことと同じようであったので、一気に読んでしまいました。あの頃の私も本当に苦しかった。
    今、縁あって彼と出逢えて本当にありがたいと思います。

    ミオコさんのブログを読んで、私だけじゃないと安心しました。
    ありがとうございました。

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