067-春風。

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長らく書けなかったのは、かねてから折り合いのよくなかった母親が、
この家を出てゆくことになったのが、一番の要因。
父親の死後、からっぽになっていた家に、彼女は帰ることになった。

このブログを書くきっかけにもなった、
私が心身をおかしくした3年前の夏頃から、こうなる兆候はあったと思う。
今まで、はっきりと触れては来なかったけど、私は母親が好きではない。
もっと突っ込んでいえば、かなり嫌いな人間の部類に入る。
だけど、自分の母親を、はっきりと「嫌い」というのは結構勇気がいる。

この二ヶ月あまり、ブログも書いてはみた。
書きはじめると、感情があふれてきて止まらなくなり。
だけど、読み返すと愚痴ばかりで、自己嫌悪。
とてもアップする気にはなれないまま、放り出してた。

今まで、母親との関係を書いた本も、ずいぶんたくさん読んだ。
ネットで検索もして、同じ気持ちを持つ人を探してもみた。
それもこれも、心の奥底でなにか改善策があるのではないかと、期待してたから。
…だけど、やっぱり無理だった。

16年、私達親子プラス母親、そういう家族構成でやってきた。
きっかけは、子連れで実家に戻っていた私と、
定年退職した不仲な夫を捨てる決意をした母親が、
回りの助けで今の場所に住むことになったこと。
それから、自営の仕事をたたんだ夫が加わった。

最初は、移植手術みたいに拒絶反応が出たりもして、すったもんだして。
まぁ、長い間にはそれなりに形も整い。
けど、今にして思うと、娘の存在が皆を繋いでいた。
母親にとっては、たった一人の孫。

彼にはなんの非もないけど、
多分、娘の彼氏が最終的なきっかけになったんだと思う。

母親は、彼を気に入っていなかった。
いずれは一緒になるんだろうな。
私と夫は、そんな気持ちで二人を見守っていたけど、
母親はそんな流れに一人、否定的だった。
学歴やら肩書を他人に誇示したいタイプの人だから。
で、毎日のように、我が家にやってくる彼に対して、娘に直接もの申したらしい。

去年の秋頃も、出てゆくと大騒ぎする一悶着があった。
だけど、そのときは娘が止めた。
お母さんのことも、ばあばのことも、どっちも好き。
どうして仲良く出来ないの?
私は、ばあばにここにいてほしい。

生まれて初めての恋。
幸せで幸せで仕方ないみたいな顔をしてる二人。
今の娘にとっては、彼が世界のすべてなのにね。
ばあばの一言は、私達が思う以上に我が家に変化をもたらした。
彼は遠慮して来なくなり、娘はばあばを避けがちになった。

「私、ちょいと言ってやったから」
私を呼んで得意げに母親が言う。
「結婚もしてないのに、毎日居座って」
「あたしがはっきりと言ってやったから」

このセリフは彼女のオハコ。
無駄とはわかっていても、一応は言ってみる。
「でも、好きな人と毎日一緒にいたいのは当たり前じゃない?」
「特に付き合いはじめて、今が一番盛り上がってるし」

返ってくる言葉はわかってる。
「私にはそんなのわかんないよ」
吐き捨てるように言う。

加えて、もう潮時かな、と私が思ったのは、夫の言葉だった。
珍しく二人だけで夕飯をとっていたとき、
めったに他人のことを悪く言わない夫が、
実の母娘で殺人事件と言う話から、ポソッとつぶやいた。
「俺、本当に嫌いなんだなぁ、と思ってさ」
私の母親に対して、本当に初めて気持ちを口に出した。
長い間、好きではないのは感じていたけど、
言葉にしたことは、一度もなかった。
「そっかぁ…」
考えてみたら、母親と一番長く一緒にいたのは、
昼間家にいる夫だったんだよなぁ。

「どのへんが?」
「…どこって言うか、長年積み重なったものかなぁ」
苦笑いしながら、そう言ってたのが、年末くらい。
いろんな事情で、私の母親と暮らしてもらったけど、
夫にも、相当ストレスが溜まっていたんだなぁ。

そんなこんなで、2月に入ってから母親は私に宣言した。
「前々から考えてたけど、帰ることにしたから」
今まで一人暮らしをしたことのない母親は、いつも誰かといたがった。
本心では、止めて欲しかったのかもしれない。
だけど、
「…そう」
もちろん止めなかった。

それから、彼女は毎日のように荷造りをしていた。
家の空気は暗く歪んでいて、誰もが口数少なく。
銘々のことをこなしてしのいでいた感じ。
この時期にブログを書いてはみたものの、
前述のように何回推敲しても愚痴めいたモノになってしまって、結局あきらめた。

彼女は、いろんな意味でものすごく強くて、回りの人間を疲弊させる。
自分の親だから、当たり前に好きと言いたい。
母親が好きって言える人が、心底うらやましい。
だけど、生んでくれた人だから好きになれるとは限らない。
でも、母親が出ていってからもうすぐ一ヶ月。
あれやこれやと考えながら、気持ちは、大分楽になっている。

母親が出ていった翌日。
仕事に向かう途中、空を見上げた。
綺麗だった。
世界が違って見えた。
仕事から帰ってきて、無意識に駐車場を見る。
母親の車はない。
あぁ、もういないんだ。
深く息をはく。
私は本当に彼女が嫌いだったんだな。

多分、私の中には、こんなふうだったら、
という母親像が思っている以上にあるんだろう。
そして、自分も母親になって、無意識にやってきたんだろう。
娘との関係が良好なのを、有り難く思う。
私は父親も好きでなかったけど、娘は隠れファザコンだし。
結局、両親ともいい反面教師だったからこそ、
今の自分の家庭があるんだ、そう思えるようになってきた。

最近、幼稚園のみぎりから仲良しで、
お互いの親のことも熟知している友人と飲んだ。
彼女もシングルマザーで、娘よりひとつ上の息子がいる。
その彼女が言ってくれた。
「そりゃ、親は大切にしなきゃ、って思うけどさ」
「基本的に自分の意思で選んだわけじゃないから、責任ないんだよ」
「子供には、100%責任あるけどね」
笑って言ってくれる言葉に、気持ちがうんと楽になった。

母親は、弟夫婦に引っ越しの片付けを手伝ってもらったり、
今はたまたま近くにいる妹に、家電を買ってもらったりしているらしい。
今まで一人で暮らしたことのない人だけど、
慣れれば気楽さも感じるかもしれない。
幸い健康で、車の運転もする70代だし、新しい生活を楽しんでほしい。
後ろ向きに、過ぎてしまったことを愚痴るではなく、
残された人生を、悔いなく謳歌してほしい。

そして、私が一番に願うのは、
どうか良い人生だったと思って、幕引きしてほしい、と言うこと。
自分を幸せに出来るのは、自分しかいないから。

ちなみに、私自身の近況を少々。
仕事も一年がたち、少しだけ自信もついてきた。
今は、部屋替えや模様替えも一段落して、
長らく眠っていた小物を飾ったり、食器を使ったり。
夜勤明けにゆっくり寝られる、自分の部屋もようやく出来て、
ネットで探した小さな明かりに癒されてる。

そして、ユウヤ君。
月に3、4度会って、自分をリセット出来る時間を過ごしている。
家のこと、仕事のこと、抱えこんでる気持ちを洗いざらい吐き出して。
ユウヤ君と過ごす時間が、私を癒して笑顔にする。
湿疹がなかなか完治しなくて、いつもかゆがってる私に、
ユウヤ君は「カイカイ」という、ヘンテコなあだ名をつけて笑ってる。

今回は長くなってしまった。
どんどんタイトルから掛け離れていて、これでいいのかしらん?とも思う(笑)
でも、今回の話をきちんと書いとかないと、なんか先に進めない気がして。
時間も経って、あんまり力まずサラっと書けた。
気持ちが落ち着いてきてる証拠だなあ。
で、次回こそはタイトルに相応しいのを書こう、と思う(笑)。

春一番というには、ちょいとキツすぎるくらいの突風が吹き荒れて。
でも、そのあとは、穏やかで暖かい風が心地好く吹いて。
我が家もそんな移り変わりをなぞるようにして、新しい季節を迎えた気がする。


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067-春風。 への16件のフィードバック

  1. yuko のコメント:

    ミオコさん
    私も母との折り合いが悪く、ずーっと悩んでました。アダルトチルドレンだったんです。それが、夫との関係を見直し、自立して行く過程で気付きました。そしてカウンセリングを受けました。夫と私、そして私と母の関係は共依存だったんです。ダメな夫から離れられなかった私、それは長年親から刷り込まれてきた”いい子ちゃん”を守るためだったようです。今は、すべての感情を母にぶつけることができるようになってきましたが、本当の自分に行き付くまでは訓練が必要です。まだまだ、道半ば。きっとこれを克服しないといい人には出会えないし、出会っても自分の中にある不信感や否定的な感情が出てしまい、うまくいかないと思っています。ミオコさんのケースは私とは違うと思いますが、母娘関係って難しいと思い自分のことをコメントに書いてしまいました。
    ユウヤさんとの関係も順調そうですね。うらやましいです!私もそんな素敵な恋がしたいです。これからも、ブログ楽しみにしています。

    • ミオコ のコメント:

      yukoさん、コメントありがとうございます。
      お返事が遅くなり、ごめんなさい。

      このブログに、母親がらみのことでコメントいただいたのは初めてだと思います。
      だけど、母娘関係で悩んでいる人って本当に多いんですよね。

      ブログにも書きましたが、ずいぶん本にもすがりました。
      東ちづるさんも、アダルトチルドレンでカウンセリングを受けたんですよね。
      他にも「母の呪縛から解き放たれる」とか、「毒になる親」とか、アマゾンで手当たり次第に買って読んだ時期がありました。
      とにかく答えが欲しかったんでしょうね。

      詳しい事情はわかりませんが、今、yukoさんはきちんとご自分と向かい合って、一歩を踏み出すことが出来て、本当によかったです。
      わからないままに、渦の中で苦しみ続ける人も少なくないと思います。

      yukoさんはおいくつくらいなんでしょう?
      でも、まだまだ時間は残されていますよね。
      ご自身で道半ばとおっしゃるように、ゴールはまだ先かもしれませんが、
      時間をかけて、ゆっくりとご自分の道を歩いていってくださいね。
      そして、その道すがらに、なにか新しいコトをみつけたときには、お知らせくださいね(*^o^*)

      yukoさんのこの先の人生が、今までの分を補って余りあるくらい、素敵なものであることを、心からお祈りしています。

  2. のコメント:

    お久しぶりで〜す♪ミオコさん。

    blogの更新をしようと書いては消し書いては消しと、いろいろ気持ちの中で整理出来なかった様ですが…
    ミオコさんなりに気持ちの区切りが出来た様で良かったです。

    今回の内容の多さからするとミオコさんの葛藤の大きさが伺えます。
    言葉では「本当にいろいろありましたね」と短いですが、季節は春♪新しい事を始めるにも良い季節ですから、今まで以上に自分を大切に、癒し癒される♪気持ちを大切に頑張っていただけると私も嬉しいです。

    私もミオコさんに負けない様に、癒し癒される♪そんな人と出会えれる春♪になればて思ってます。

    • ミオコ のコメント:

      Kさん、いつもありがとうございます。

      やっとこさ書けて、ホッとしています。
      私も気になってるブログの更新が途絶えると、体調くずしたのかなぁ、とちょっと心配になるし。
      本当にご心配おかけしました。

      でも、ネット上でこういうお付き合いの出来る皆様と知り合えたこと、改めて感謝です。
      もしも、もう止めるというときは、きちんとその旨お知らせしますので、
      間隔があいても気長にお待ち下さいませ。

      良い季節ですね。
      日差しがあったかいだけで、ずいぶんとシアワセになれますね。
      Kさんも、素敵な春を迎えてくださいね。
      季節の変わり目なので、身体にひ十分気を払って。
      では、また(^∀^)ノ

  3. m のコメント:

    ご無沙汰です。
    ブログが久しぶりだったのには理由があったのですね〜安心しました。
    推敲を重ねた小説の様な文章に感動してます。ミオコさんの感情がうまく表現されていて文章に引き込まれて行きます。

    幸せな時間が続きますように!

    • ミオコ のコメント:

      mさん、読みつづけて下さっていたんですね。
      ありがとうございます。

      一年以上ブログを続けて、こんなにあいてしまったのは初めてなので、
      ずっと、やらなきゃならない宿題を放り出してるような気持ちでしたが、書けてホッとしています。
      肉親の話、ことに母親の話は書きにくかったです。

      更年期とか、セックスレスとかに一見関係のないことのようですが、
      私の場合、やはり母親とのことは密接に関わりがあったんだと思います。
      文章に出来て、ちょっと先に進めた気がしています。
      ここを脱したところで改めて、今自分が思うセックスについても、きちんと書いてみたい。

      では、引き続き、思い出したらちょろっとのぞいつみてくださいね(*^o^*)

  4. ハル のコメント:

    ミオコさん、お久しぶりです。ご家族に大きな変化があったのですね。
    落ち着くところに落ち着かれたように思います。きっと、時間が、皆様のお気持ちを良いように解決してくれると思います。
    少し距離を置くと、お互い、気持ちにゆとりと優しさが戻ってきます。近い関係程、「距離」が必要だと思います。
    私の子どもみたいに、距離を与えると、糸の切れた凧のようになってしまい、私の声が届いているのかいないのか判らないのも問題ですが…。
    今、桜が見頃ですね。自然で心を癒やしましょう!
    ミオコさんやユウヤくんやブログに集まる皆さんとお花見してる様子を想像してみました。なんだか嬉しくなりました。

    • ミオコ のコメント:

      ハルさん、コメントありがとうございます。
      今回はいつになく更新が遅れ、ご心配おかけしました。

      我が家も大分落ち着き、ちょっと早めの二世帯同居のような感じで、それぞれがいい距離感で過ごしています。
      妹や弟から、母親も一人暮らしを楽しみ始めた様子を聞くと、ホッとしています。
      今はまだいろいろな思いがあるけれど、距離をおくことで私と母親の関係も、また変わってくるのでしょう。

      ときに、糸の切れた息子さん、ウケけました(*^o^*)
      ハルさんのご家族も、これからどんなふうに変わってゆくか、いろいろ楽しみですね。

      私はあと少しで52歳。
      誕生日はユウヤ君と、名残の桜を楽しんできます。

      女優さんの訃報も、他人事とは思えない、そんな年齢ですが、だからこそ一日一日を愛おしみながら過ごしたいです。

      では、ハルさんも新しい季節を存分に楽しまれますことを!

  5. こま のコメント:

    ミオコさん
    お久しぶりです(*^_^*)

    お母様との間に
    色んな思いや出来事があったんですね。

    母親と娘って
    他人にしたら何ともない一言とか
    何でもないような振る舞いが、見逃せなかったり許せなかったり、忘れられなかったり…するんですよね。
    母親と娘だから
    お互い女で、お互い主婦で、自分に娘ができると余計に、母親が自分に与えるストレスを、客観的に見てしまったりして、更に嫌になっちゃったり…
    私も、母親も健在
    娘もいて、立場的にはミオコさんと同じです。

    最近
    目の前の人や、その人の状態に対して
    その背景を見るようにしています。
    私にも、背景があって
    表では明るく楽しい母親をしているけど
    セックスレスという背景を背負っている。
    その背景がたまに悪さをして、感情が不安定で、娘に当たったりしてしまう…そういう、目には見えないものを、感じ取りたい、汲み取りたい、見てあげたい、自分の母親の生い立ちや育ち、そういう背景も、考えてみたら、私に対する言葉も許せる気もしなくはないかな〜なんて思えてきます。私も、娘が私の弱さを許してくれたら救われる。だから、私も…って思ってみてます(*^_^*)

    ミオコさんの旦那さんも
    とてもとてもとても
    優しい人ですね。
    お母様に対する、自分の感情を一言も言わないでいられるって、本当の強い優しさだと思います。娘さん、おばあちゃんに言われて、悲しかったでしょうね…

    私は
    姑が脳に腫瘍が見つかり
    娘がインフルエンザになり
    夫はウツで…息子だけが元気(笑)
    これから、息子と娘に留守番させて姑の所に行きます…夫が飲み会なのでご飯が楽なだけマシです。何気ない日常に
    今日も明日も会えないけど、彼の存在そのものに、救われている、そんな感じです。
    ミオコさんの春に
    心地いい風が通り抜けますようにo(^-^)o
    お母様の心にも
    暖かい陽射しが射し込んで、日溜まりが
    何か冷たいトゲを溶かしてくれますように(*^_^*)

    • ミオコ のコメント:

      こまさん、半月もあいてしまって、本当に本当にごめんなさい。
      いつもながらに、心のこもったこまさんのコメント、本当に嬉しかったです。

      めったに更新もない、こんな場所を訪ねて下さる皆さんは、誰しも優しくて。
      読むたびに、元気をもらったり、うなずいて共感したり、改めて考えさせられたり。

      お会いしたことこそないけど、私はこまさんの日常の描写が好きです。
      新学期が始まって、また慌ただしくて、新鮮な時期ですね。
      姑さんの具合はいかがでしょうか?

      与えられた毎日を、精一杯に生きる。
      こまさんの文章読んでると、いつもそんな気持ちにさせられます。
      日々は平凡ですが、小さなことにも手を抜かず、ひとつひとつを慈しんでいきたい。
      うまく言えないけど、そんな気持ちてす。
      かけがえのない時間、お互いに大事にしましょうね。

      ソメイヨシノは終わってしまったけど、ボタン桜や山桜が風に舞って綺麗です。
      この景色を心に刻み込んでおこう。
      そんな日々を過ごしています。

      では、更新しますね。

  6. じゅん のコメント:

    ミオコさん お久しぶりです。
    雨に風にと忙しいお天気ですが春になりましたね。

    母親との関係。
    あたしも母と過す空間は居心地が悪くって、好きにはなれません。
    決して悪い人ではないのはちゃんと解ってるのに…
    自分の価値観が基準で幼い頃から否定されることが多かったからなのかしら。
    自分に自信が持てなくて、生きづらかったような気がします。
    今、なんとなく思うことは、抱きしめて受けとめて欲しかっただけだったのかな。
    22年夫婦してた人はあたしを抱きしめてくれる人じゃなかった。
    セックスレス。セックスがしたかったわけじゃなかったのかな。
    離婚から5年。年齢的な焦りを感じながらあたしを抱きしめてくれる人を求めてる。

    • ミオコ のコメント:

      じゅんさん、ご無沙汰してます。
      そして、随分と間のあいた変更になってしまってごめんなさい。
      手違い&勘違いでアップが遅くなって、本当に本当にすみません。

      母親との関係。
      むずかしいですよね。
      ことに母親と娘って、両極端になりやすい。
      私もじゅんさんと同じように、なにかあったときに、抱きしめて、共感してくれる母親を求めていたのかもしれません。
      でも、親子でありながら価値観があまりにもズレていました。

      日に日に暖かくなって、気持ちの良い天気が続いています。
      じゅんさんの周囲も少しずつ、季節が変わるように、変化してゆきますように。
      遠くから想うことしか出来ませんが、じゅんさんを抱きしめてくれて、腕の中で安堵させてくれる人と、巡り会えますように。

  7. なつ のコメント:

    初めてコメントさせて頂きます。
    48才、パート主婦です。

    私も、何年か前、苦しくて苦しくて、SNSで心身ともに仲良くできる方を探した日々がありました。
    身だけ仲良くしたい方ばかりで諦めてしまいましたが。

    主人は、私を「家族」として大切に思ってくれてます。

    SNSを始める前に、かなり不安定になった時期があったので、義理なのか、同情なのか、たまにセックスもします。
    でも、女としての自分が満たされず、たまに、堪らなく悲しくなる時があり、昨夜このブログに出会いました。

    セックスレスでもなく、贅沢なのかもしれませんが、
    読んでいて、当時も今も自分の感情と重なる部分があり、泣きながら読ませて頂きました。
    とても救われました。

    若干、人より早く閉経してしまったのと、ビジュアル的な自信の無さで、「もうこの先、女性として誰かに愛しく見られたり、抱かれたりする事はない」と思っていたのですが、人生まだまだこれから!!そう思えました。
    ありがとうございます。

    初めてのコメントで長々と失礼致しました。
    一言お礼をお伝えしたくて。

    ユウヤさんとの末永いお幸せ、祈っております。

    • ミオコ のコメント:

      なつさん、ありがとうございます。
      最近、満足に更新もしていないブログなのに、コメントを寄せていただき、本当にありがとうございます。

      短い文面から、なつさんの気持ちが伝わってきます。
      ご主人は大切に思ってくれているし、セックスもある。
      だけど…。

      3年前の私も、結婚もしてていい歳なのに、誰ともセックスしないで、このまんま死んでゆくんだなぁ、とばかり考えてました。
      私を抱いてくれる人は誰もいない、
      たいした身体じゃないけど、この身体を覚えていてくれる人はいないんだ。
      ただただ、寂しくてやるせなかったです。

      セックスっていう行為そのものより、なんにも身につけないで、身体寄せ合ってくっついていたかったのかもしれません。
      でも、幾たびの申し出も夫に拒否され。

      なつさんにとって、何が最良の方法かはわかりません。
      ただ、50歳前後は子育ても一段落、人生の折り返しターン。
      でも、往路と同じ長さを生きられる人は、ほとんどいない。
      だからこそ、今まで生きてきた知恵やら力やらを総動員して、限りのある残りの人生を、悔いや迷いのないように生きていきたいです。

      どうか、振り返ってみたときに、なつさんの人生が、心から幸せで満ち足りたものだった、
      そう思えますように。
      心からお祈りしていますね。
      幸せの形は、人それぞれですが、
      「良い人生だった」と笑って幕を下ろせるように、お互いがんばりましょうね。

  8. れい のコメント:

    ミオさん初めまして。
    わたしもミオさんのブログに偶然たどり着いて一気に読んでしまいました。
    もちろんダンナとはレス10年くらいになりますが、今は部屋も別々で同居人な感じです。
    ブログを読んでいて思ったのですが、
    え?同じ気持ちを抱えてるのは私だけではないんだーって
    今まで自分が抱えている性欲とかが罪悪な感じがしていて女はこうあるべきみたいなね・・
    その枠に当てはまらない自分にものすごく罪悪感を感じてました。
    ミオさんと同じように女としてセックスの良さもわからないまま老いてしまうのは嫌だって思ってたんです。今48歳ですが多分今足掻いている時期なのかな?って思います。
    何度か浮気も試して見たのですが、結局 なにやってんだろう・・・って後悔するばかりで
    良い出会いはないまま諦めてしまっていたのですが、ミオさんの前向きな勇気で素敵な出会いがあって良かったですね^^

    ミオさんの勇気が今の幸せにつながってるんですね~
    やっぱり自分でアクション起こさないとダメだなって思いました。
    待っているだけでは、何も変わらないですからね・・

    これからもブログがんばってください。

    • ミオコ のコメント:

      れいさん、コメントありがとうございます。

      私も数年前は、自分はおかしいんだと、頑なに思い込んでいました。
      自分では気づかないだけで、身体のどこかに欠陥があるから、
      夫は触れてくれないんだ、とも言い聞かせていました。
      そうでも考えないと、やり切れなかったんですよね。
      今思えば、なんて痛々しくて、誤っていたことか。

      このブログを通して、私が経験したことが、読んで下さる方の力になれるのであれば、
      私の長いセックスレスも無駄ではなかったし、意味があったんだなぁ、
      と、今はそう思えるようになりました。

      振り返ったときに、それがどんな形でも、自分で満足出来る人生だといいですよね。

      れいさんのこれから、楽しみにしています。
      人生はまだ折り返し地点です(*^o^*)

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