044-アラフィフ。

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先月から今月にかけて、何度か飲み会があった。
基本的にお酒は大好きだし、誘われたら断らない。
そして、最近は会えるときにちゃんと会っておこう、と思ってる。

ひとつは娘の小中時代のママ友と。
場所はもちろん地元の、這ってでも帰れるところ。
小さな学校だったから、子供達も親もすごくまとまっていた。
でも、一見幸せそうにみえていたママも、カミングアウトが増えてきて。
ご主人に他の女性がいて、籍は抜いてないけど7,8年別居。
ひとつ屋根の下に暮らしているけど、15年以上家庭内別居。
ん~…。
付き合いが長いと、なんとなくそうかな、と思う部分はあったけど。
はっきりと聞かされるとやっぱり驚く。

ふたつめは、娘の高校時代のママ友。
いまどきありえないくらい真面目な学校だったんだけど、
ここでも、ママ達は抱えてる心情を吐露してきている。
ご主人がEDプラス性格の不一致で離婚検討中。
一人娘が大学入学を機に家を出て、なんだか抜け殻みたいになっちゃった。

学生時代の後輩達も、それぞれに語る。
離婚して気楽な一人暮らしだったけど、私はどれだけ恋してないんだろ?
仕事は順調だけど、不倫ばっかりしてて私はこのまんまなの?
家庭内別居もなれたけど、唯一のかすがいの犬が死んだらダメかも。
今はいいけど、先のことを考えると不安でいっぱい。
それぞれにやり甲斐のある仕事に就いて、
イキイキとしていた彼女達が、今回はちょっとだけ弱音を吐いていた。

今、ど真ん中でそういう時期なんだよなぁ。
改めてそう思う。
少し前なら、新しい仕事に慣れるのに目一杯で、
まったくゆとりのない私だったけど、
でも、少し落ち着いてきて周囲の話に耳を傾けられる。

にしても、この世代の悩みは尽きなさすぎる。
社会的にも責任あるポジションについて、ストレスを溜め。
子供は高校~大学と金銭的に一番ハードな時期に突入。
我が子の就活に、受験以上の心労を背負い。
親や義理の親は、病気&介護の道を避けられないし。
そして極めつけが、閉経前後の訳のわからない我が身。
いったい、いくつもの苦難を乗り越えなきゃいけないんだろう。
なんだか「人生の修業期間」みたい。

でも、そう話す顔つきは、おおむね明るい。
女性って強いね。
表情だけでもなんとなくわかる。
このコは、ここではこぼしているけど、明日からまた頑張れるんだろう。
このコも、そうはいっても打ち込めるものがあるから大丈夫。

ただ、心配になるケースはもちろんある。
皆の励ましにもなかなか表情が変わらないコ。
同居している義理のご両親のことで、いろいろ苦労があるようだ。
でも、ご主人の理解がなくて大変らしい。
そう思ってみるせいか、心なしか回りと比べても、全体的に老け込んでいて。
目元や口元に、溜まりこんだ疲れを感じる。
特に後輩は心配になる。

でも、彼女がちょっと笑顔になって話し始める。
「今、恥ずかしいけど〇〇にハマってて」
K-POPのアイドルグループの名前を挙げる。
「いいじゃない!」
回りがワッと盛り上がって、しばしそのテの話に花が咲く。
…大丈夫かな、彼女も。

20代も確かに悩み多き世代だった。
仕事も恋愛も、失敗したり挫折したりしながら、
自分だけのオンリーワンをみつけていかなきゃならなかった時代。
で、30~40代はそれを形にしてゆくために無我夢中な時代。
子育てには、立ち止まったり考えたりの余裕はないし。
仕事だって、いろいろ面白くなってきて無理も頑張りもきく時代。
そして、もちろんいろんなケースがあるけれど、
アラフィフは、久しぶりに自分と向かい合う時代かも。
春頃に、大学の入学式の特集をしてて。
参列した親世代にインタビューしてるのをみた。
ちなみに我が子アサミも、春から大学生となり、私も同じ立場。
そこで、お母さん達はみんな似たようなこと言ってたな。
「子供の入学式が、私の子育ての卒業式」
「今日がひとつの区切りで、再スタート」
「これからは、自分の人生を考えてゆく」
ちなみに、お父さんはあんまりコメントしていなかった(笑)

確かに、子育てが一段落したなぁ、と私も痛感する。
まさに、これからが自分のための時間なのかも。
私は今、仕事にも恋にもすごく一生懸命。
そして、このブログも。
皆さんのあたたかい気持ちに支えられて、書きつづけていられる。
ホントにありがたい。

がんばろうね、アラフィフ。
青春はまだ30年以上残ってる。


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044-アラフィフ。 への2件のフィードバック

  1. もんじ のコメント:

    はじめまして。「閉経、濡れない」というキーワードでこちらに辿り着きました(^^;
    47才、先日血液検査で「更年期ですね」と言われました。(生理は2ヶ月きてませんが、もうこないでしょう)
    miokoさんと似た状況です。お互いにパートナーがいる同士ででも互いに家ではレスで。。miokoさんと違うのは相手が私の場合は外国人ということでしょうか。

    生理がなくなることはあまり深刻ではなく、子供も産んでますし、海外での仕事もあるので生理がなくなるのはありがたくもありました。
    ただその後の体調の変化については何も考えていませんでした。
    閉経後「濡れなくなる」「性欲がなくなる」という記事を読んで「そう言われれば・・・」とちょっと心配になりました。

    miokoさんはどうですか?ちゃんとできてますか?(^^;
    私のパートナーは外国人なので「愛してる」は「おはよう」と同じくらい普通の言葉です。生殖期を過ぎた男と女は努力して男と女でいなくてはならないのでしょうかね。。。

    • ミオコ のコメント:

      もんじさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      やはりパートナーがいらっしゃるのですね。
      確かに閉経後は、なにかと心身の変化があるので心配ですよね。
      でも、ものすごく個人差がありますよね。
      生理がある間から、性交痛に悩むケースも結構ありますし。
      ちなみに私は18年もの間しなかったせいか、今バカみたいに濡れやすいタイプです。

      ただ知り合いの60代の新婚さんは、ジェルとか使って問題なくされていますし、
      以前読んだ本で、今はHRTとかホルモン療法もいろいろある、と書いてありました。
      医学的なことなので、私のような素人が強く押すものではありませんが、
      婦人科に行ってご相談されるという方法もあります。
      たいした答えにならずすみません。
      いずれ、お二人が会われる時間が幸せに満ち足りたものであることを、願ってやみません。

      私達の世代は、一昔前ならとっくに寿命を終えていたでしょうし、
      社会的な制約もいろいろありました。
      でも最近、介護という人生の終盤にいらっしゃる方々に接する仕事について、
      自分の人生を考えることがホントに多くなりました。
      つくづく思うのは、後悔を残さないこと。
      そして、巡り会えた人達に感謝する、ということでしょうか。

      なんかあれこれ書いてしまいました。
      更新は遅いのですが、時々お立ちよりいただければ、嬉しいです。

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